SSブログ

裏切りのサーカス [映画]

裏切りのサーカス.jpg

<ストーリー>--「シネマトゥデイ」HPから引用します
東西冷戦下の1980年代、英国諜報(ちょうほう)部「サーカス」を引退したスパイ、スマイリー(ゲイリー・オールドマン)に新たな指令が下る。それは20年にわたってサーカスの中枢に潜り込んでいる二重スパイを捜し出し、始末するというものだった。膨大な記録や関係者の証言を基に、容疑者を洗い出していくスマイリーがたどり着いた裏切者の正体とは……。


原作はル・カレの名作で、こちら。
ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫NV)

ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫NV)

  • 作者: ジョン ル・カレ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2012/03/31
  • メディア: 文庫

えー、またも映画です。
原作も昔、読んでいますが、正直、なんだかよくわからなくて、あまり楽しめなかったような気がします。重厚な作風で知られるル・カレの作品を、ざっと勢いよく読もうとしていたのが悪かったですね。
原作はスマイリー三部作の第1作目にあたるわけですが、「スクールボーイ閣下」〈上〉 〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)「スマイリーと仲間たち」 (ハヤカワ文庫 NV)と3部作を一気に買ったのですが、読んだのは「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」のみで、進んでいません。「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」 はこの映画化に合わせて新訳が出たので、読んでみるべきだろうか?? と思案中です。
ル・カレ原作だからか、公開終了に近い時期だったのに、劇場はいっぱいで、人気のほどがうかがえましたが、この映画も、あまり山場なく進みまして、地味、でした。よく映画化したなぁ。
二重スパイ<もぐら>を探る、というストーリーなのですが、あまりに地味で、スマイリー以外の人物にはあまり注目が集まらないので、もう、誰がもぐらでもかまわないやって感じです(笑)。でも、まあ、もぐらの意外性を売りにした映画ではないので、スパイものらしい、誰もが疑わしいという作品世界にどっぷりと浸れば大成功で、その意味では楽しめました。筋の流れは、すっきりさせてあったので、これを念頭に、やはり原作をもう一度読み直すべきでしょうね、きっと。
「薔薇の名前」〈上〉〈下〉(東京創元社)のときも、原作を読んだだけではわかりにくかったのが、映画「薔薇の名前 The Name of the Rose」を見た後で読み返したら、すごくよくわかって楽しかったので、同じことは期待できるかな?
もともとル・カレの小説は、「大人の読み物」として名高いですから、そうでなくても再読して味わうべし。いつになるかはわかりませんが、映画の記憶がなくなってしまわないうちに、読み直してみることにします!!

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0