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ダチョウは軽車両に該当します [日本の作家 似鳥鶏]


ダチョウは軽車両に該当します (文春文庫)

ダチョウは軽車両に該当します (文春文庫)

  • 作者: 似鳥 鶏
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2013/06/07
  • メディア: 文庫


<裏表紙あらすじ>
県民マラソン大会のコースを駆け抜けてくるのは「ダチョウだって?」――そして発見された焼死体。捕獲したダチョウと被害者とをつなぐものとは? キリン飼育員・桃くんにツンデレ女王・鴇先生、変態(?!)・服部くん、アイドル飼育員・七森さんら、楓ヶ丘動物園の怪しく愉快な面々が活躍する動物園ミステリー第2弾!

いやあ、前作「午後からはワニ日和」 (文春文庫)を読むのがとてもとても楽しかったので、前回の感想のブログ(リンクはこちら)で、「シリーズ化されるのかな?」と書きましたが、こうして第2作
「ダチョウは軽車両に該当します」が届けられました! やった! 
このシリーズ、なんと呼べばいいのでしょうね? 
さておき、 今回もシリーズメンバー大活躍です。特に鴇先生の過去が明かされる(!)のが興味深い。
事件もまあ、マラソン大会にダチョウが乱入、という派手なスタートです。
この派手なエピソードをどう持っていくのかなぁ、と思って読んでいたら、そこへ持っていきますか。なるほどねー。
動物園とミステリを結び付けるのって、苦労しそうなんですが、いやぁ、鮮やか。
どこかで読んだことのあるテーマを扱っているのですが、それをこういう形で料理するんですね。ステキです。
さすがに警察はもっと早く気づくんじゃないか、と思うところもありますが、動物のプロとしての行動・考えが解決に結びつく展開は、とてもいいですね。
それにしても、楓ヶ丘動物園の面々、多士多才ですねえ。
なんだか、服部くんの変態さ加減が、前作よりオープンなものになっている気がするのがちょっと残念。服部くんの変なところは、もうちょっとわかりにくいほうがいいのに。
「にわか高校生探偵団」シリーズの新作「昨日まで不思議の校舎」 (創元推理文庫)も当然買ってあります。楽しみです。

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コメント 4

まっきー☆

ダチョウが軽車両・・・というのは納得がいきますが、ナンバープレートはやはり首から下げる?? ( ̄ω ̄;) 排気量はないので、エコですなぁ。(笑)
by まっきー☆ (2013-07-23 18:48) 

31

まっきー☆さん、いつもありがとうございます。
ダチョウ、エコかもしれませんが、廃棄物(?)がありそうで怖いですね。
by 31 (2013-07-25 20:39) 

コースケ

31さま、こんばんは。
似鳥さんので気になっているシリーズなのですが、まだ第一作ともに未読なんですよね。
31さんの感想を読んでちょっと購入してみようと思い始めました。
by コースケ (2013-07-25 22:38) 

31

コースケ さん、コメントありがとうございます。
「にわか高校生探偵団」シリーズをお好きなら、絶対こちらも楽しんでいただけると思います。
似鳥さんの作品は、主人公が「なんだかなぁ」「やれやれ」といった感じで進行していくのが妙に楽しくて、気に入っています。
by 31 (2013-07-28 23:07) 

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