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新緑色のスクールバス [日本の作家 赤川次郎]


新緑色のスクールバス: 杉原爽香<40歳の冬> (光文社文庫)

新緑色のスクールバス: 杉原爽香<40歳の冬> (光文社文庫)

  • 作者: 赤川 次郎
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2013/09/10
  • メディア: 文庫


<裏表紙あらすじ>
爽香の新たな仕事は経営不振に陥ったショッピングモールの再建。二世社長・清原や卑屈な社員・永松らに振り回されながらも、着実に仕事をこなしていく。そんな中、名女優・栗崎英子は病を克服するため大手術に臨むことを決意。一方、不動産会社〈M地所〉で巻き起こった男女の愛憎劇は、思いがけず爽香の日常と交錯し……。登場人物が年齢を重ねる人気シリーズ! 


爽香ももう40歳ですか。不惑...
相変わらずのスーパーウーマンぶりを発揮しておりまして、ここまで立派な人物だと、感情移入なんて無理で、おいおいどこまでやる気だい? と遠目にみるのが精いっぱいですね。
それにしても、こんなにいい人なんだから、落ち着いた幸せを訪れさせてあげたいところですが、そうもいかないのでしょうね。

エンディングで、手帳に予定を書き込む爽香ですが、デジタル時代ということからか
「いささか時代遅れな爽香だったが、これが自分流と思っている」
と作者は書いています。
目まぐるしく移り変わる時代に惑わされることなく、しっかり自分流を貫いている、そんな爽香だからこそ、ここまでシリーズが続いているのでしょうね。



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