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幽霊恋文 [日本の作家 赤川次郎]


幽霊恋文

幽霊恋文

  • 作者: 赤川 次郎
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2013/09/11
  • メディア: 単行本


<表紙袖あらすじ>
宇野警部は、永井夕子と待ち合わせをした洋食屋で、夕子の高校時代の友人・寺前咲と出会う。「手書きのラブレターが来るんです。死んだ恋人から」そこには二年前、咲が誕生日に誘ったホテルで、不運な死をとげた花岡悟の字で、〈近々君を迎えに行く〉と書かれていた。早速、宇野と夕子は悟の母親に手紙を見せに行くが、彼女のなかに、死んだ息子への思いと、咲への憎しみが今も燃え立っているのを知る……。大人気「幽霊シリーズ」第二十四弾!


先月(2014年4月)、前作「幽霊注意報」 が文庫化されました(文春文庫)。
順調にシリーズが続いていてなによりです。

この「幽霊恋文」には
「呪いの特売」
「密室は明日から」
「落ちた偶像」
「失われた音楽」
「ハイキングもまた楽し」
「有終の美に消える」
「幽霊恋文」
の7話が収録されています。
「オール読物」に3ヶ月に1話掲載されているようなので、約2年で1冊出る計算になりますね。
「最近の赤川次郎はスカスカだ」と酷評されることもあり、確かにそういう部分も否定できませんが、あっという間に読み終えてしまうわずか30ページほどの短編でも、結構複雑なプロットや入り組んだ人間関係を忍ばせていたりして、それをあっさりとした話に感じさせるのはやはり赤川次郎の貴重な才能だと思います。
これで、ミステリ部分にもうちょっと手の込んだアイデアを抛り込んでもらえたら、言うことなし、なんですが...






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