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ビブリア古書堂の事件手帖5 栞子さんと繋がりの時 [日本の作家 三上延]


ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)

ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)

  • 作者: 三上 延
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2014/01/24
  • メディア: 文庫


<裏表紙あらすじ>
静かにあたためてきた想い。無骨な青年店員の告白は美しき女店主との関係に波紋を投じる。彼女の答えは――今はただ待ってほしい、だった。
ぎこちない二人を結びつけたのは、またしても古書だった。謎めいたいわくに秘められていたのは、過去と今、人と人、思わぬ繋がり。
脆いようで強固な人の想いに触れ、何かが変わる気がした。だが、それを試すかのように、彼女の母が現れる。邂逅は必然――彼女は母を待っていたのか? すべての答えの出る時が迫っていた。


5冊目となる「ビブリア古書堂」、前作「ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~」 (メディアワークス文庫)が長編だったのに対し、今回は連作スタイルに戻りました。
第3作までの流れから判断して、「さすがに次の作品ではミステリ味は再び薄れてしまうのでしょうが」と前作の感想に書きましたが(リンクはこちら)、ミステリ味の濃さもそれなりの濃さでした。いい感じです。
手塚治虫と寺山修司をめぐるストーリーもいい感じ。
栞子と大輔の関係も、栞子と智恵子の母娘の関係も、かなり進んできましたね。
エピローグが不穏な終わり方となっていて、第6作が待ち遠しいです。



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