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肌色のポートレート: 杉原爽香〈41歳の秋〉 [日本の作家 赤川次郎]


肌色のポートレート: 杉原爽香〈41歳の秋〉 (光文社文庫)

肌色のポートレート: 杉原爽香〈41歳の秋〉 (光文社文庫)

  • 作者: 赤川 次郎
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2014/09/11
  • メディア: 文庫


<裏表紙あらすじ>
大規模な都市開発プロジェクトに携わる爽香は、慣れない交渉に苦戦気味。そんな折、関連企業の社員・小林京子が二人組の男に誘拐される場面に遭遇し、間一髪救出する。そして彼女の口から語られた厄介な社内問題。親族の死などの私生活に追われながらも、思いとは裏腹に爽香は危険な騒動に巻き込まれていく……。登場人物たちが年齢を重ねる大好評シリーズ第27弾!


2014年9月に出た本を2015年5月にようやく読んで、その感想を9月に書いている...
もう次の「えんじ色のカーテン: 杉原爽香〈42歳の冬〉」が今月出ることが決まっていますね。
感慨深い(?) のは、やはり、爽香も年齢があがってきたので、死や老いの翳があちこちで色濃くなってきていることでしょうか。

出世争いとか派閥争いとか、現実にもあることだとは思いますが、なんだか時代がかってみえました。
いまどき怪文書...
週刊誌とか見ていると、実際にもあるんだなぁ、という事象ですが、どうもリアルには感じられませんでした。

いつも厄介ごとに巻き込まれる爽香ですが、たまには、そう、これだけシリーズも巻を重ねてきたのですから1冊くらいは、爽香の子供世代(甥とか姪とかでも当然OK)の活躍を取り込む、明るいトーンのストーリーにしてあげてくださいね、赤川さん。
それじゃあ、物語になりにくい? でも赤川次郎の腕なら、十分読める話になると信じています。

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