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海街diary 4 帰れない ふたり [コミック 吉田秋生]


海街diary 4 帰れない ふたり(flowers コミックス)

海街diary 4 帰れない ふたり(flowers コミックス)

  • 作者: 吉田 秋生
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2011/08/10
  • メディア: コミック


<裏表紙あらすじ>
三姉妹が四姉妹となって二度目の秋-。最近は同じチームの風太が気になるすず。そんな中、仲間と出かけたお十夜(じゅうや)で意外な人たちを見つけて…!? 古都・鎌倉を舞台に家族の「絆」と情緒ある景観を描いた、大好評シリーズ第4巻!

このシリーズ第4弾「海街diary 4 帰れない ふたり」には、
「帰れない ふたり」
「ヒマラヤの鶴」
「聖夜に星降る」
「おいしい ごはん」
の4話 収録。

「帰れない ふたり」は、面掛行列の日からスタートし、すっとお十夜に移行してしまうところに感心しました。こういう場面の切り替え、ステキだなぁ。
そのお十夜で、すずは幸ねえの最後のデート現場を目撃してしまいます。シリーズ的には、ここですずと風太の仲が深まっていくのがポイントでしょうか?
このタイトル、「帰れないふたり」ではなくて「帰れない ふたり」なんですね。間が空いている。いろいろな意味が込められているんでしょうねぇ。
いま読み返して気づいたんですが、泰の表情、ちゃーんと伏線になってるんですねぇ。
しかし、苺を食らわば皿までとか、海苔かかった鮒とか、風太の間違い、ちょっと変!!

「ヒマラヤの鶴」は、三女・千佳の恋人である、スポーツ用品店スポーツ・マックスの店長のエピソードから。
煮つまった裕也ととりまく人間模様、というところでしょうか。
「自分たちがどうすることもできないことはわかってるんだ
 それでもじっとしていられない
 …それで十分なんじゃないの?」
こういう大人が周りにいて、すずたちは幸せですねぇ。

「聖夜に星降る」は、すずへのクリスマスプレゼントに風太が悩むのがスタート。
将志に相談しちゃぁ、いかんだろう、風太。111ページの将志の顔、できすぎ。将志の篤兄もいいキャラ。
まず裕也に相談しなかったことを後悔する風太、気づくの遅すぎ。後の祭りです。
ま、ちゃんといいプレゼント買えたみたいだし、よかったね。
で、じゃーん、クリスマスイブに、尾崎商店(風太の兄がやっている酒屋)で大集合(笑)。

「おいしい ごはん」では、前話「聖夜に星降る」での遭遇を佳乃と幸ねえが振り返ったりしてますねぇ。
シリーズ的には、海猫食堂の近くの喫茶店「山猫亭」をやっているオヤジ・福田仙一登場。
「山猫亭」に出てくる、しらすトーストって、おいしいんですかね? ジンジャーミルクティはおいしそうな気がするんですけど。
この食べ物で、すずが両親のことを思いだす仕掛けになっています。
タイトルにもなっているだけあって、「おいしい ごはん」には、アジフライに始まって、しらすトーストやジンジャーミルクティ含め、いろいろな食べ物が出てくるんですが、幸ねえたちの祖母が作っていた、ちくわカレーというのも、あんまりおいしそうじゃない... ヤスが回想する屋台での焼きそばも、きっとまずいんだろなぁ(笑)。
このタイトルも、おいしい、と、ごはん、の間に空白が。なんだろ?

この4巻は、ふんわりと終わりました。

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