アップルターンオーバーは忘れない [海外の作家 ジョアン・フルーク]
<裏表紙あらすじ>
〈クッキー・ジャー〉の6月はとにもかくにも忙しい。それでも頼まれるとイヤとはいえないのがハンナ。町長夫人主催のチャリティーパーティ用に大量のお菓子を焼いて、出張中のノーマンの愛猫を預かり、隠し芸大会に出るハーブのマジックショーの助手も引き受けて、さすがにへとへと。でもハンナには他にも気になることが。あの女たらし、レイク・エデンの客員教授になった元恋人ラムジーが末妹ミシェルと関係を深めているようなのだ。 昔のことを妹に話すか悩んでいた矢先、死体となったラムジーを発見し……。
犯人探しも私にまかせて! 意外な展開が次々と、大好評お菓子探偵シリーズ第13弾!
ハンナの昔の恋人というか付き合っていた相手というか、騙された相手と言うべきですね! が殺されます。
しかしハンナ、こんなやつに騙されていたんですねぇ。若かったんだねぇ。こういう殺されても読者が残念に思わないやつを被害者に選ぶというのも、コージー・ミステリでは大事なポイントですよね。
ハンナは今回も超いきあたりばったりの捜査(?) で犯人にたどり着きますが、この犯人像だと、ちゃんと推理でつきとめるのは難しかったでしょうねぇ。その意味では、ハンナの捜査方法にぴったりの犯人!?
このシリーズには珍しく(?) 動機がきわめて普通なのは、被害者の設定が設定だからでしょうか?
シリーズ的には、あのノーマンが怪しい動きを見せます。
一方で、マイクが妙にやさしかったりして...
さぁ、このあとどうなるんでしょうか?
こちらがぼやぼやしているうちに、
「デビルズフード・ケーキが真似している」 (ヴィレッジブックス)
「シナモンロールは追跡する」 (ヴィレッジブックス)
「レッドベルベット・カップケーキが怯えている」 (ヴィレッジブックス)
と3冊も続刊が翻訳されています。
頑張って読むぞー。いずれ...
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