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SOTUS S その2 [タイ・ドラマ]

昨日の続きで、タイのボーイズラブ・ドラマ、「SOTUS S」 の感想です。


物語は......
社会人と学生という関係になった二人。以前のように会うことはできず、すれ違いが増えている(多分)。
アーティットの会社では嫌な先輩(というよりはずるい先輩、あるいは悪い先輩というべきですね)や怖い人がいたり......
一方、コングホップに想いを寄せる新入生がいたり、アーティットに想いを寄せる先輩女性社員がいたり。それに対しては、コングホップはきっぱり、アーティットもやんわりと(?) 断るんですけどね。アーティットの方は断るというより、相手の女性が気づいたという方が正しいかも。
しかし、エピソード的にはちょっと大企業とは思えないところが多々ありますね、この会社。大丈夫かな? 心配してしまいます。

コングホップの素性(?) が明かされるのも大きいポイントですね。
金持ちのぼんぼん臭は最初からしていたのですが、いやあ、社長御令息でしたか。しかもかなりの大企業。
コングホップのお父さん、アーティットの仕事上で大きなつながりが出てきます(EP5EP11)。

今回、コングホップがアーティットの勤めるオーシャンエレクトリックにインターンとして行く話(EP6~)とか、アーティットの隣の部屋に引っ越す話(EP6)とか、さすがに事前にアーティットに言うべきだったと思いますね。
基本的に、コングホップとアーティットを比べると、圧倒的にアーティットがわがままで自分勝手なので、コングホップに非があることはほとんどないんですが、この2つのエピソードは違いますね。
なかなか伝えるチャンスがなかったということかと思いますが、かなり大きなトピックスなんだから会う機会が減っているとはいえ、伝える方法はあるはずですし、そりゃあ、アーティットも怒るだろうな、と。
父親のことについてはまだ同情の余地はありますけれど。

でもこの程度の仲違いはかわいいもので、この物語で最大の危機は、社員旅行の海でキスしているところを写真で撮られ(EP9)、しかもその写真が社内で広まってしまう(EP11)ことにより引き起こされます。
これ、結構きつい状況ではあるので、アーティットの態度がおかしくなってしまうのは理解できるのですが、コングホップとの関係に与えるダメージは甚大ですね。

事態を知ったコングホップが部屋の前でアーティットと話すシーン(EP12)を経て、思い出の SOTUS の会場での別れ話(EP12)に至ります。渡されていたギアをアーティットに返してしまうんですから......

[Eng Sub] Sotus S The Series _ EP_12 [2_4]_Moment.jpg

コングホップのこういう姿は、このシリーズでは珍しい。
特にこのシーンは、涙を見せますから、なおさらです。

そして、そしてクライマックスの、インターンの送別会でのコングホップのスピーチのシーン(EP12)。
スピーチ中のところへ、アーティットが出ていって割り込んでみんなの前で......

[Eng Sub] Sotus S The Series _ EP_12 [4_4]_Moment a.jpg

アップの写真も載っけてしまおう。
しかし、アーティット、勇気を出してがんばったねー。
[Eng Sub] Sotus S The Series _ EP_12 [4_4]_Moment.jpg

一旦返されてしまったギアをアーティットが後日どうしたか、かなり素敵なアイデアでしたね(EP13)。
ちょっとうらやましくなりました。

これ以外で印象に残っているシーンをいくつか。

まず、コングホップがSOTUSの指導者に選ばれるためのテストの場面(EP1)。
試験官として模擬演習の新入生役となったアーティットが、例の「嫁にする」発言をコングホップに対してやり返してみせるのですが、見事に逆襲されます。コングホップの方が一枚も二枚も上手ですね(笑)。

会社の飲み会で、アーティットの世話を焼きすぎるコングホップにアーティットがキレた後の帰り道のシーン(EP7)も好きです。
[Eng Sub] Sotus S The Series _ EP_7 [4_4]_Moment.jpg
どうしてそんなにゆっくり歩いているのかと聞かれたコングホップの答えが琴線に触れました。
通常押しまくるコングホップが弱気になるシーンって、シリーズを通して珍しいんですよね。貴重なシーンです。

デイとティウでは、デイがSOTUS の継承式に行かなかった理由をティウに告げるシーンもお気に入りです(EP7)。
ティウのセリフがよかったですね。


会社での出来事については、あれこれ疑問が残るところもありますが、まあ、そこはドラマなのでさらっと流してしまうのがよいのでしょうね。
ある意味、コングホップが押して押して押しまくる「SOTUS」から、視野が拡がって多面的な物語になったといえるかもしれません。
「SOTUS S」、おもしろかったです。
「SOTUS」を観ずに「SOTUS」だけ観る人はいないかもしれませんが、当たり前のことながら、「SOTUS」を先に観ておく必要があると思います)



<蛇足>
物語の最後に、希望していた生産部への異動をアーティットが断る(というよりは購買部に残ることを選択する)場面があります。
長期的に見てどちらがよかったのかはわからないのですが、希望の異動がかなう可能性をもらったのに見逃してしまうのはあまり得策ではないなぁ、と思ってしまいました。
めぐり来たチャンスは掴まなきゃだめだよ、アーティットくん。
(ふと思ったのですが、アーティットにチャンスを譲ってくれたCEOの甥っ子がやっぱり生産部へ行くことになって、購買部の人材不足はちっとも解消しないのではなかろうか、とそんなことまで考えちゃいました)


タグ:タイBL SOTUS
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