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Theory of Love [タイ・ドラマ]

タイのドラマ「Theory of Love」の感想です。



「Kiss」(感想ページはこちら
「Kiss me again」(感想ページはこちらこちら
「Dark Blue Kiss」(感想ページはこちらこちら
とKiss シリーズ(というのかな?)を観てきた次は、「Our Skyy」というのを観ようと思っていたのですが、この「Our Skyy」、GMM TVのいろいろなドラマの番外編 5つを集めたもの、という感じになっていまして、未だ観ていなかったドラマのカップルも出てきます。
「Kiss」 のピートとカオ、「SOTUS 」(感想ページはこちらこちら)のアーティットとコングホップ、この2組は観ているのですが、その他の3組のオリジナルドラマの方を観ていないので、先にそちらを観ようと。

ということで、「Theory of Love」。
ボーイズラブです。

MyDramaListによると、2019年6月から8月にかけて GMM 25 で放映されたようです。
YouTube に、GMM TV によりアップされています。
EP1 から EP12 まで、各エピソード50分くらいです。
YouTubeでは、各エピソード4分割されていまして、合計48本ですね。
こちらは日本語の字幕もいくつかのエピソードで用意されていたのですが、基本的には日本語字幕はありません。
YouTube ↑ のリンクは、GMM TVの Theory of Love のリストのページです。

WmPJ3f.jpg

4人とも大学の映画学科(だと思います)の生徒で、4人でつるんでいる。人気者たち、という設定です。
メインをつとめるのは、椅子に座っている二人です。
向かって左が Third(サード)。脚本担当。
次に紹介するカイのことが好きで、そのことをずっと隠しながら、カイのことをサポートし続けてきています。
演じているのは Atthaphan Phunsawat、ニックネームは Gun。
「The Gifted」「The Gifted Graduation」(感想ページはこちら)で Punn(プン)役をやっていた俳優さんです。
右側は Khai(カイ)。音声担当。
プレイボーイ、遊び人という感じ。
演じているのは Jumpol Adulkittiporn、ニックネームは Off。
この二人、あわせて OffGun(オフガン) と呼ばれていまして、人気のカップルのようです。
「The Shipper」(感想ページはこちらなど)に、カップルとしてこっそり(?) ゲスト出演していたりします。
「Our Skyy」も彼らのエピソードです。

立っているのが Two(トゥー)。カメラ(撮影)担当。
演じているのは Nawat Phumphothingam、ニックネームは White。
今までご紹介した中では、「REMINDERS」(感想ページはこちら)に出ていましたね。

座っているのは Bone(ボーン)。編集担当。
演じているのは Chinnarat Siriphongchawalit、ニックネームは Mike。
「2gether」(感想ページはこちら)で、サラワットの友人 Man(マン)を演じていました。
このドラマではストレート恋愛担当になっています。

4人が映画学科で、映画製作をしている、ということもあって、古今の映画がいくつか出てきます(もっとふんだんにちりばめていたほうがよかったのに、と思ったのは余談)。
タイトルの「Theory of Love」は、直訳すれば、恋愛の理論、ですが、恋を勝ち取るためにどうすればよいか、の方法論的な感じです。日本で言われるパターンでいうと、恋愛の(必勝)方程式、みたいな感じ? (この文脈では、方程式の意味が本来の意味とは違いますが、こういう使われ方、よくしますよね)



この予告編、日本語字幕がついているので、観ていただくと雰囲気がつかめるかな、と思います。

サードからカイへの想いがどんどん募っていく。
思いを打ち明けようとしてみても、いろいろな理由からカイには届かない。
定番中の定番の展開を見せますが、面白いのは、サードが、このままでは二人に幸せな将来はない、とカイへの想いを振り切り、忘れようとしたときに、カイの方がサードの想いを知り(EP6あたりです)、自分の中のサードへの想いに気づく、という、立場逆転が訪れることです。

そこからは、チャラい恋愛のプロ(?)であるカイがサードをかき口説くという展開に。
ただ、いままで身勝手で遊びまわっていたツケからか、サードになかなか信用してもらえない。

ちょっとしたハプニングからサードに信じてもらえるようになったのに、身から出た錆で別のハプニングによって信用を(また)なくしてしまう。
仲間たちも見放すような状況に。
さて、どう巻き返すのか?

物語の前半、後半で中心となる視点人物が入れ替わるというおもしろい枠組みになっています(前半はサード、後半はカイ)。
前半でしっかりサードが描かれているので、視点がカイに移ってからもサードの心の動きは想像がつきやすくなっていて、一層物語が立体的に感じられました。
基本はサードがいいやつなので、カイの想いは届くのだろう、と思えるのですが、このあたりのバランスがおもしろいですね。

最後の信頼を勝ち得る場面で、「Theory of Love」がどう活かされるのか、活かされないのか、注目です。

おもしろく観ましたが、不満を書いておくと、前半サードの視点で描かれるカイがあまりにも身勝手というか、友達甲斐がない人物として描かれすぎだな、と。これでは、サードがカイのことを好きになったのが不思議です。カイの良さがわからない。一目惚れだった、ということなのかもしれませんが......
これは、後半との対比という意味でそうしたのかな、と推察していますが、身勝手な人物でも、ふと見せるやさしさとか気遣いなどが描かれていれば、もっともっと納得感があったと思います。

トゥー、ボーンもそれぞれ恋愛模様が描かれるのですが、トゥーのエピソードはもうちょっと積み重ねてもらわないと、Lynn(リン。女性です)への想いからボーイズラブへ振り替わるところがちょっと物足りないな、と思えました。
ちなみに、リンを演じているのは、Neen Suwanamas。「SOTUS 」でメイ役を演じていた女優さんです。
さらにちなみに、トゥーの相手役は Pirapat Watthanasetsiri、ニックネームは Earth。「Love by chance」(感想ページはこちらこちら)で、Techno先輩の仲間であるType を演じていた俳優さんです。「Kiss me Again」(感想ページはこちらこちら)では長姉サンスェイの相手役を演じていました。

ボーンは、いやあ、かっこいいです。本人にはつらかったかもしれませんが、男前エピソードですよね。彼のスピンアウトがあってもいいのでは、と思える出来栄えーーただ、ボーイズラブにはなりませんが......

GMM TVの常として、パイロット版の予告編があります。



わりと忠実にこのパイロット版そのままにドラマ化された感じがします。

おもしろいのは、このドラマの別の俳優さんたちによる予告編がYouTubeにあります。
それは、「The Gifted」「The Gifted Graduation」(感想ページはこちら)の主演 Nanon(ナノン)とChimon(シモン)によるVersionです。
これ、GMM TVではなくて、ファンがアップしているもののようで、また、使われている映像が「The Gifted」などほかのドラマから流用したものを組み合わせてあるので、ファンの方が勝手に作ったものですね。おもしろい。
[EngSub] ทฤษฎีจีบเธอ _ #ลักยิ้มกินพีช, #นนนชิม่อน で検索すると出てくると思います。
Nanon(ナノン)とChimon(シモン)だったら、どういうドラマになっていたのか、ちょっと興味があります。

ところで気になったのは、映画「FLIPPED」。
劇中で、サードが一番好きな映画として出てくるのですが、日本未公開のようですね。
作中人物の選択とはいえ、映画学科の学生がベスト1 に選出するような映画が日本未公開......
この映画も観てみたいです。


タグ:タイBL
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