SSブログ

吸血鬼と呪いの森 [日本の作家 赤川次郎]


吸血鬼と呪いの森 (集英社オレンジ文庫)

吸血鬼と呪いの森 (集英社オレンジ文庫)

  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2020/07/17
  • メディア: 文庫

<カバー裏あらすじ>
両親とともに森の中に建つ新居に引っ越してきた、中学生のめぐみ。喜びもつかの間、新居にある違和感を覚えるようになっていた。昔、家庭教師をしてくれていたエリカに不安な心中を告白するめぐみ……。幸せの象徴だったはずの新居に隠された秘密とは――? 正義の吸血鬼父娘が、どんな相手にも立ち向かう! 吸血鬼はお年ごろシリーズ、最新作!


「吸血鬼はお年ごろ」シリーズ 第38弾。オレンジ文庫第6弾です。あいかわらずうすーい本です。
と、このシリーズへの感想について恒例の出だしとなります。毎年同じことを書けます(笑)。

「吸血鬼の渡る島」
「吸血鬼と呪いの森」
「吸血鬼と失われた記憶」
の3編収録です。

最近の赤川次郎はトリックらしいトリックを使わないのですが、「吸血鬼の渡る島」には、珍妙なトリックが出てきます。びっくり。
もうバカミスの境地ですね。

「吸血鬼と呪いの森」は着地がかなりでたらめなのでびっくり。
いや、これ、事態の解決になってますか?
かといって、ほかにいい着地は思いつかないんですけどね。

「吸血鬼と失われた記憶」は、例によって、警察のひどさが不自然に強調されていて、ちょっとげんなり。
いくらなんでも、邪魔な証拠の薬莢を、机の下の屑カゴには捨てないでしょう......マンガじゃあるまいし(というと、マンガに失礼ですね)
扱われている事件も、相当空想の度合いが強いですし。いくら超常現象を扱う、吸血鬼はお年ごろシリーズとはいえ......




nice!(11)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 11

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。