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Q.E.D.証明終了(50) [コミック 加藤元浩]


Q.E.D.証明終了(50) (講談社コミックス月刊マガジン)

Q.E.D.証明終了(50) (講談社コミックス月刊マガジン)

  • 作者: 加藤 元浩
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/02/17
  • メディア: コミック

<帯あらすじ>
MIT(マサチューセッツ工科大学)卒の天才美少女を救え!
宇宙の存在するとされるが目に見えない「暗黒物質(ダークマター)」
燈馬の元同級生の少女が手掛けたその観測施設が、何者かに次々と狙われ...!? 《描き下ろし「観測」》
謎の手紙により、パズルを解いて迷宮を出るゲームを運営する羽目になった可奈。5人の参加者が集まったが、それは過去のある密室事件につながっていた!《描き下ろし「脱出」》


映画に寄り道したついでに(?)、コミックの感想も。

Q.E.D. もいよいよ50巻。
このあとは、Q.E.D iff シリーズとしてリニューアルされたようなので、Q.E.D. としては最終巻です。
この第50巻には「観測」と「脱出」の2つの話が収録されています。
今回も第49巻に続いて2話とも描き下ろし。


「観測」は、スイス・フランス国境に位置する欧州原子核研究機構で起きた事件。
侵入者が衆人環視の密室状況下で消えてしまった、というもの。
(もうひとつハワイの天文台でも冷却器が止められるという事件が起きますが、こちらは事件の状況があまり詳しく書かれないので、読者に挑む謎としては使われていない感じです)
あまりにも古典的なトリックすぎて、笑ってしまった、というか、笑うしかないのですが、作品の眼目はこのトリック以あるのではなく、主人公のサリーの成長にあると思われますので、これでよいのでしょう。

「脱出」
勇者の物語を底流に、16年前に倉庫で起きた密室事件の関係者が集められて脱出ゲームに挑む、というもの。
その筋立てだけで、話の展開が読めてしまいますが、「脱出」をキーワードに構築された物語を楽しむ邪魔にはなりません。
密室トリックも、なかなかおもしろいです。
ただ、物語の冒頭に出てくる "少年" には、最初から犯人が分かっていたように思うのですが......


タグ:加藤元浩 QED
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