SSブログ

キネマの天使 メロドラマの日 [日本の作家 赤川次郎]


キネマの天使 メロドラマの日

キネマの天使 メロドラマの日

  • 作者: 赤川 次郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2021/05/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

<カバー裏帯あらすじ>
映画を愛する若手スクリプター・東風亜矢子(こちあやこ)。スクリプターとは、撮影現場で役者の動きや衣装など、映像に写るすべてを記録・管理する仕事だ。しかし、彼女の仕事はそれだけではない! 監督のあらゆる我が儘に翻弄されながら、スタントマンやヒロインの代役をこなし、さらに、殺人事件の謎解きまで――!? それでも亜矢子が頑張るのは、やっぱり映画が大好きだから! 舞い込む事件を解決し、クランクアップのその日を迎えられるのか!?


単行本で、2021年10月に読んだ最初の本です。
「キネマの天使 レンズの奥の殺人者」 (講談社文庫)(感想ページはこちら)に続くシリーズ第2弾。

赤川次郎お得意の映画の世界・芸能界を舞台に多くの人物が入り乱れるストーリーを手際よくまとめていく作品で、楽しく読めた、のですが、1作目感想で書いたことが現実となり、新シリーズとして打ち出す必然性があまり感じられません。

まあ、そんなことは考えず、赤川次郎の自在な筆さばきを楽しめばよいのですが......




<蛇足1>
「暴行未遂ってことがあるのでね」
と言ったのは、倉田刑事だった。(244ページ)
素人のセリフとしてならこれで構わないと思うのですが、刑事が発言者だとすると困りますね。
暴行未遂......

<蛇足2>
「要するに、相沢は空腹のあまりに目を回したのだった……」(282ページ)
小説の地の文で「要するに」が出てくるのは珍しいですね。





nice!(14)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 14

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。