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映画:エリザベス 女王陛下の微笑み [映画]

エリザベス 女王陛下の微笑み.jpg


映画「エリザベス 女王陛下の微笑み」の感想です。
この映画、6月に公開され観ようと思っていたのですが、いつの間にか上映終了していました。
ところが、9月8日にエリザベス女王がお亡くなりになったことを受け、追悼上映ということで再上映されたので観に行きました。
エリザベス女王のドキュメンタリー映画です。

いつものようにシネマ・トゥデイから引用します。
見どころ:2022年に在位70周年を迎えた、英国君主エリザベス2世の軌跡をたどるドキュメンタリー。1930年代から現在までのアーカイブ映像を通して女王の姿を映し出す。監督を手掛けるのは『ブラックバード 家族が家族であるうちに』などのロジャー・ミッシェル。フィリップ王配、チャールズ皇太子をはじめとする英国ロイヤルファミリーが出演している。

あらすじ:1947年、エリザベス王女は、フィリップ・マウントバッテン氏と結婚する。やがて1952年2月6日、父ジョージ6世の崩御に伴い、彼女はエリザベス2世として25歳でイギリス女王に即位する。公務で多忙な日々を送りつつ、長年の在任期間中、数多くの歴史的出来事に立ち会い、各国の首脳陣らと面会してきたエリザベス2世は、2022年には96歳の誕生日および在位70周年を迎える。


ドキュメンタリー映画というのは日頃観ないジャンルなので、とんちんかんな感想を言ってしまいそうです。

エリザベス女王の来し方を振り返る映画なわけですが、時系列に並んでいるわけでも、ストーリーがあるわけでもありません。
最初に単語が掲げられ、それに合った映像がバラバラと流れ、次の単語に移る。パーツ、パーツがブツ切れに並べられています。

原題が「ELIZABETH: A PORTRAIT IN PART(S)」なので、そのことは明示されているわけですが、邦題ではそのニュアンスが消し飛んでしまっていますね。
そのせいで少しあれれと思ってしまいました。
また「微笑み」などという雑な一語をつけ加えていることで、複雑な生涯を簡単に片づけてしまっていてセンスを疑います。

長く在位されていまして、こちらの生まれた時には既に女王だったわけで、こちらの知っているイギリスにまつわる出来事の多くがあちら、こちらに取り込まれています。
君主である以上仕方のないことでしょうが、女王自身は遠くから撮影されているものが多く、直接的にインタビューするとか、女王陛下御自身のご発言というのはごくごく一部ですね。
ゆえに一層「女王とはひとつの概念」というご発言が印象に残りました。

国葬も終わり、ウィンザー城で眠りにつかれているエリザベス女王。
あちらでフィリップ殿下と再会され、安らかでいらっしゃることでしょう。



製作年:2021年
原 題:ELIZABETH: A PORTRAIT IN PART(S)
製作国:イギリス
監 督:ロジャー・ミッシェル
時 間:90分



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