名探偵コナン (12) [コミック 青山剛昌]
<カバー裏あらすじ>
オレの名は工藤新一 ちょっとは名の知れた高校生探偵… だったはずなのに 気がつけば、いつの間にやら小学生に逆もどり 子供の姿でも頭は大人、小っちゃいなりに難事件を解決だ! なんたって真実は、いつも一つなんだから!!
名探偵コナン第12巻 (少年サンデーコミックス)です。
FILE.1 博士の宝箱
FILE.2 黒い太陽
FILE.3 宝の正体
FILE.4 突然の遭遇
FILE.5 爆弾の行方
FILE.6 コナンの誤算
FILE.7 マイクロフトでの集い
FILE.8 知りすぎていた女
FILE.9 ナゾの爆発
FILE.10 見破られたウソ
の10話収録。
FILE.1~3は、阿笠博士が、コナンとその小学校の友達を連れて伯父の別荘へ。宝探しゲームをさせようと。
ところが、50年間誰も入っていないその別荘には人のいた気配があり、さらに実際に伯父の隠した宝があるようで......
楽しく仕上がっていますが、さすがに1円玉というのはないのでは......?
FILE.4~6は、米花ホテルで開かれた新作ゲームの発表会の裏で起こる殺人事件を扱っています。
しかし、毛利探偵が監修する推理ゲームって......面白くないだろうな(笑)。
被害者が、コナンをさらい今の姿にした黒ずくめの男の仲間というのだから緊迫しますね。でも、こちらの謎は解けず。
殺人事件の方は、手がかりの出し入れがピタリと決まっていてすばらしい。
FILE.7~10は、シャーロックホームズフリーク歓迎ツアーで起こる連続殺人を扱っています。
コナンが申し込んだツアーに連れられてきたものの、フリークでもなんでもない毛利探偵がぶつぶつ文句を言うのがおかしい。
さらにこのツアーには第10巻(感想ページはこちら)に登場した西の名探偵と自称する服部平次が参加して、コナンにとってややこしいことに。
工藤新一を勝手にライバル視している服部くん、どうやらコナンを疑いだしています。
事件の方の解決は次巻に持ち越しのようですので、感想も持ち越します。
それにしても、最後にコナンが披露する(?) 関西弁のでたらめさには......
「わかってしもたんでんがな」って......ひどすぎる(笑)。
裏表紙側のカバー見返しにある青山剛昌の名探偵図鑑、この12巻はV. I. ウォーショースキー。青山剛昌のおススメは「レイクサイド・ストーリー」 (ハヤカワ・ミステリ文庫)とのことです。
このシリーズ、今は変わっていますが、江口寿史のイラストが印象的でしたね。
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