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Q.E.D. iff -証明終了-(20) [コミック 加藤元浩]


Q.E.D.iff -証明終了-(20) (月刊マガジンコミックス)

Q.E.D.iff -証明終了-(20) (月刊マガジンコミックス)

  • 作者: 加藤 元浩
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2021/10/15
  • メディア: コミック

<カバー裏あらすじ>
「ファクト」
アメリカ留学中の可奈はインターンの仕事で、新進気鋭のヴァイオリニストにインタビューをする。その時の何気ない一言が過去の事件を蘇らせる。全員が嘘つき、嘘を信じ込もうとしていた一族に、「真実」を明かす楔が打たれる。哀しき音色を伴って・・・・
「贋作画家」
伊豆で海釣りをしていた燈馬達に銃声が響く。そして崖から落ちていく人影。それは贋作画家が、衆人の前で起こした殺人事件。だが、死体が消えてしまっていた。そして再び起こる殺人事件。不可解な連続殺人事件の真相は・・・・


Q.E.D. iff のシリーズ第20巻。「Q.E.D.iff -証明終了-(20)」 (月刊マガジンコミックス)
奥付は2021年10月。
もう amazon などのネット書店では新品を扱っていないのですね......。

「ファクト」
女性ヴァイオリニストの父である高名な投資家を襲ったナトリウム電池の開発を行っていた研究所での爆発事故。その日研究所では伯父のニノの姿があって....
冒頭に出てくる「真実ってのはそんなに価値がない」というニノのセリフを底流に、思いやる家族の話としてまとめっているのは長所だと思うのですが、いかんせん、事件の構図やトリックに無理がありすぎるようです。

「贋作画家」は、燈馬と可奈の眼前で起こった殺人事件という派手な出だしです。
犯行シーンも描かれるというのに、死体が見つからない(海に臨む崖なので波にさらわれたということはありうるのですが)。
レンタル倉庫を利用したトリックはうまくいかないように思いますが(あと足が簡単につくと思います)、非常によく仕組まれた事件で、読んでいてうれしくなりました。


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