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ドラマ:4階の部屋 [ドラマ 名探偵ポワロ]

Poirot The Definitive Collection Series1-13 [DVD] [Import]

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  • 発売日: 2013/11/18
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前回の名探偵ポワロ「消えた廃坑」(原題:The Lost Mine)(ブログの感想ページへのリンクはこちら)から少し時間があきましたが、「4階の部屋」を観ました。

原作が収録されているのは、こちら↓。
愛の探偵たち (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

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  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2020/02/03
  • メディア: 文庫

「四階のフラット」というタイトルのようです。

今回の事件は、ポワロが住んでいるホワイトヘイブン・マンションで起こります。
ポワロが住んでいるのが6階(5th Floor)、その下の5階(4th Floor)に住んでいる女性の友人が死体発見者。
劇場から帰ってきたら鍵が見つからず、地下へ行って荷物用の小型エレベーター用の縦穴から部屋にはいろうとしたら間違えて4階(3rd Floor)の部屋に入ってしまい、そこで死体を発見する。

荷物用のエレベーター用の縦穴から簡単に住居に侵入できてしまう、という造りはどうなのか、とも思いましたが、当時はそうだったのでしょうか?
劇場からの帰りということで、かなり着飾った印象があるのに、縦穴を登らされたとはかわいそうです。しかも、地下から4階までということは、5階分も登ったわけですよね。
女友達にいいところを見せようとしたのかもしれませんが、ご苦労なことです。しかも死体まで発見して。

一夜の出来事、といった感じでストーリーが進んでいきまして、朝にはポアロが解決してしまうというスピーディーさ。
するすると解ける面白さはありましたが、その手順とか手がかりなどはちょっと乱暴な感じがしました。

劇場にはポアロもヘイスティングスと行っていて、上演されていたのはミステリー劇。
途中で自信満々で犯人を書き記していたのに、解決編ではまったく違う真相で、ポアロが、ちゃんとデータが与えられていないと怒り狂うのがおかしかったですね。

ちなみに、いつもこのドラマシリーズに出てくるポアロのフラット、ホワイトヘイブン・マンションですが、実在の建物Florin Court(フローリン・コート)を使っているらしいです。
バービカンのあたりにあるということだったので、観に行ってきました。
Chaterhouse Square(チャーターハウス・スクエア)という広場に面しています。
DSC_0079.JPG

ドラマにも出てくる角度ですが、フローリン・コートから見た風景です ↓ 。
DSC_0083.JPG

チャーターハウスというのは、いまは無料で入れる博物館+チャペルになっていますが、14世紀にさかのぼる由緒ある建物で、エリザベス女王(1世の方です)のゆかりでもあるようです。


いつも通りこのシリーズに関するとても素晴らしいサイトにリンクをはっておきます。
「名探偵ポワロ」データベース
本作品のページへのリンクはこちら





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