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日本3ヶ月の感想 その2 [イギリス・ロンドンの話題]

本日は昨日につづいて今回の帰国で強く感じたこと第2弾。
昨日は ①電子マネーなどの決済手段の使い勝手の悪さ でしたが、今日は

②自転車が危険なこと です。

この3ヶ月の間に、道を歩いていて、何度も自転車のせいで怖い思いをしました。
特に歩道を走り抜ける自転車は、問題だと強く感じます。
交通法規上、自転車は車両です。歩道ではなく、車道を走るべき存在です。
自転車通行可となっている歩道でも、歩行者優先、です。
しかし、日本では(東京でしか経験していませんので、東京では、と書くべきかもしれませんが)、我が物顔で自転車が歩道をハイスピードで走り抜けることが多い。

日本はあからさまな車(自動車)優先社会になってしまっていて、自転車が車道を走ると危ないということも理解できます。
特に、お子様を乗せてお母さんが自転車を走らせているのを見ると、その思いを強くします。
だから、歩道を走ること自体は問題ないというか、歓迎すべきことなのだと思います。
しかし、しかし、ですよ。車道では弱者の自転車が、歩道を走るとなると一転して強者として傍若無人に走り回るというのでは困るのです。
現状は、歩行者を蹴散らすように走っていく自転車ばかり、に思えます。お母さんがたも然りです。

ついでに指摘しておくと、横断歩道も歩道である以上歩行者のためのものですから、自転車は歩行者を優先させねばなりません。
杓子定規にいうと、自転車は横断歩道では降りないといけないのではないかと。

こういう危険な思いは、ロンドンではしませんでした。
歩道を自転車が走ることはありません。
ロンドンは自転車道の整備が非常に進んでいるから(現首相のジョンソンがロンドン市長の時に強力に整備を進めたらしいです)、ということもありますが。
ただ、自転車にしても自動車にしても、専用道でなければ、歩行者優先という概念がドライバーに徹底されているように思えます。
停止義務のある横断歩道でなくても、渡ろうとすると割とみんな止まってくれますよ。

自転車、自動車含めて、今一度原則に立ち返ってみることが必要な気がしました。
特に自転車は、エコな乗り物として注目されるところだけに、一層。




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日本3ヶ月の感想 その1 [イギリス・ロンドンの話題]

本日は7月18日。
4月18日に日本に本帰国してから3ヶ月経ちました。
まあ、最初の2週間は隔離期間だったので、実質2ヶ月半ではありますが......
そのうち日常に慣れてしまって感じなくなるのだと思いますが、今回の帰国で強く感じたことを、個人的に記録しておきたいと思います。

①電子マネーなどの決済手段の使い勝手の悪さ
2018年に日本にいるときから、いわゆる電子マネーって種類が多いな、とは思っていたのですが、今回日本に帰ってきてみると、その種類が輪をかけて多くなっており、正直始末に負えないな、と思えるレベルに感じました。

Edy、関東圏のSuicaやパスモをはじめとする交通系電子マネー、nanaco や WAON などスーパー小売り系の電子マネーを代表とするプリペイド型
iD や QuickPay などクレジット系のポストペイ型
ポストペイ、プリペイが混在する、〇〇Pay(2次元コード決済というのでしょうか?)

ただでさえパターンが多いというのに、そのなかでさらに、事業者ごとに独自の電子マネー、決済手段を用意していて、煩わしい。

何よりばかばかしいのは、事業者として囲い込もうという狙いなのでしょうが、自社系列のクレジットカードでしかチャージできないプリペイド型がかなりあること。
現金の代わりとして利用され、コロナ対策として現金より非接触型の決済がいいと注目され(世界的に利用が拡大し)ているというのに、そのクレジットカードを持っていないと、わざわざ現金を使ってチャージしないといけない。
愚の骨頂ではなかろうかと。

ちなみにイギリスの話をしてもしょうがないとは思いますが、プリペイド型のものはほとんどありません。
基本的に、クレジットカード、あるいはキャッシュカード(デビットカード)に下図の左のマークが標準装備されていて、お店にある右側のマークのついた決済端末などにタッチして支払い完了、というものばかりです。

Contactless-indicator-symbol.png

ロンドンの地下鉄なども、マークのついたクレジットカード、キャッシュカードでそのまま乗れます。
(日本のカードでもマークがついていれば使えます)

このパターンはこのパターンで、決済手段やそれに関する情報をクレジットカード会社や銀行に牛耳られてしまう、という問題はありますが、利用者サイドとしての利便性は、日本とは比べ物になりません。


②は次回に。


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イギリスから日本へのコロナ禍中での帰国 [イギリス・ロンドンの話題]

「泥棒は世界を救う」 (トクマノベルズ)感想で、さらっと書きましたが、日本への帰国辞令をもらって四月半ばに帰国し、1ヶ月以上が経ちました。

コロナ禍さなかの帰国、しかも、イギリス型変異株で話題の(?) イギリスからの帰国ということで、かなり稀有な体験をしたと思われますので、これも何かの話のタネ、記録しておくこととします。

既報のとおり、昨年11月から3週間ほど一時帰国をしておりましたが、その時と比べて格段の厳しさでした。
厚生労働省のHPから抜き書きしてみますと、

□出国前72時間以内の検査証明を取得すること
□検疫所長が指定する場所(自宅など)で入国(検体採取日)の次の日から起算して14 日間待機する滞在場所を確保すること
□新型コロナウイルス変異株流行国・地域(英国は当然?含まれます)に過去14日以内の滞在歴がある方につきましては、検疫所の確保する宿泊施設等で入国後3日間の待機をしていただき、3日目(場合によっては6日目)に検査を実施します 
□到着する空港等から、その滞在場所まで公共通機関を使用せずに移動する手段を確保すること
□入国後に待機する滞在場所と、空港等から移動する手段を検疫所に登録すること
□新型コロナウイルスの検査を受けること
□検査結果が出るまで、原則、空港内のスペース又は検疫所が指定した施設等で待機すること
□入国時には、誓約書を提出していただきます。


まず、一番最初の検査証明書が難物です。
証明書の要件が厚労省によって定められています。(厚労省HP
まず、適合する検査方法で検査をする検査機関がその国にあるのかどうか、そしてその検査機関が、厚労省の定める書式の(あるいは求める項目を網羅した)証明書を出してくれるかどうか。
イギリスでは、日本大使館が親切で、在留者へのメールマガジン?で、適合するとされる検査機関を教えてくれていました。
なので、街中の検査機関ではなく、わざわざヒースロー空港にあるその検査機関-1つしかしょうかいされていなかったのです!-(Collinson Assistance Services)へ、念のため前日に出かけて検査を受けました。結構高かったです。85ポンド。為替レート次第ではありますが、1ポンド150円として12,750円。
なのに、にもかかわらず、羽田の入国時に、ひと悶着ありました。
記載事項が、厚労省(検疫所)の定める項目をカバーしていない、と(具体的に言うと、検体採取日時が書いていない、と言われました。検査日時は書いてあったんですけどね)。
ロンドン-羽田フライトですので、同じ証明書を使って入国している人がほかにもたくさんいらっしゃったにもかかわらず(ぱっと見たら同じ検査機関の証明書だとわかります)、ぼくだけかなり時間がかかりました。取り残された気分です。
最終的には、羽田空港の検疫官のご判断により、検査機関からのメールなどその他の資料をいくつか提示することで通していただきましたが、正直この段階で疲れ果ててしまいました。(長時間のフライトですでに疲れていましたし)

そのあとも何段階ものチェックがあります。
政府指定のアプリをインストールし有効に機能する状態のスマホを持っているか、とか......
そしてそのあと唾液採取による検査を受けて、結果待ち、です。
なのですが、これがすごい長時間。
11月の一時帰国時には1時間かからずに結果が出たのですが、今回は、混雑する羽田、かつ、入国者が多かったのでしょうか、フライトのランディングは15時くらいでしたが、検査結果が陰性と判明したのは22時を回っていました。いくらなんでも、時間がかかりすぎだと思いました。
この間、トイレに行く際にも係の人に言ってついてきてもらわない(!)といけません。
そこから、入国審査となります。
ちなみに、荷物はターンテーブルからはおろされていて、それぞれの人ごとにとりわけ区別して置いていただいています。ありがたい。

その後、検疫所の確保する宿泊施設へ、検疫所の確保したバスで移動、となるわけですが、この段取りも、やむを得ないことなのかもしれませんが、今一つでしたね。
たとえば、バスでの移動なので、人数がある程度まとまらないと出発しないわけです。待ち時間が発生します。なので、トイレに行く時間があるかどうか、係の人に聞いたら、「大丈夫です。その時間はあとで案内します」という回答だったのですが、結局そんな案内はなく、問答無用でバスへ(笑)。切迫していなくてよかったです。

今回は両国にあるアパホテル&リゾート両国駅タワーが宿泊場所でした。
まるまる政府が借り上げていたような。
ここで、再検査までの3泊(入国日の翌日から起算して3日目に検査があります)を過ごしたわけです。
(入国時にてこずった、検査証明書がないとされる場合(形式不備の場合も含む)は、6日目まで隔離されて6日目にも検査されるということでした)

ここでは、基本一歩も部屋から出ることはできません。監視している人がいて、ドアを開けると注意されます。(いちおう、言い方としては「なにかご用ですか?」ではありますが、言い方といい趣旨といい、明らかに外に出るのを阻止するのを目的としています)。唯一出られるのは、地下に設置されているコインランドリーを利用するとき(事前連絡要)のみだったようです。
ちなみに、食事は、毎食お弁当(とペットボトル入りのお水)が用意されていて、外側のドアノブに掛けられます。配り終えた後に「配り終えたからドアを開けて弁当とってもいいよ」という旨のアナウンスがあってから、手に入れます。

ちなみに、初日夜のお弁当はこちら ↓
DSC_1266.JPG

びっくりしたのは3日目の朝食ですね。
DSC_1272.JPG
バラエティを出そうと考えていただいたのだと思います。苦労されたのでしょうね。お弁当箱にサンドイッチが無理やり入れてありました(笑)。

この宿泊費もお弁当も、無料です=政府持ち。
当り前なのかもしれませんが、ありがたいことです。

ちなみに、この期間中は飲酒・喫煙は禁止です。
たとえば日本に住んでいるご家族・ご親族から、差し入れ?を送ってもらうことは可能だったようですが、その場合でも、中にアルコール(と危険物)がないかどうか、職員立会いの下で、中身の確認がされるようです。
また、期間中、ホテルの部屋の電話を使った外線電話は禁止です。

毎日朝体温・体調を報告することになっていました。

ビジネスホテルの一室ですから、想像がつく方はしていただければと思いますが、とても狭い部屋で、しかも、かなりの荷物がある。一層狭くなった部屋から、一歩も外へ出ない。これは、きつかったですね。

無事3日目の検査が陰性となりましたら、ふたたびバスで、羽田空港第3ターミナルへ。
そこからアパホテルでの3泊を含めて、14日間となるまで自宅待機ですが、ぼくの場合は自宅が関東圏にはありませんので、ホテルを利用しました。12泊お世話になります。

この利用目的での宿泊を受け入れているホテルは多くはなく、航空会社のHPで案内のあるホテルを選ぶことに。
また、羽田空港からの足は、公共交通機関が(タクシーも)使えませんので、羽田隣接のホテル(ロイヤルパークホテル東京羽田)にしました。
3日ごとに部屋を変えてくれるなど、かなり親切なパッケージがこのホテルでは用意されています。

食事は、ホテルなどのレストランは使えませんので、空港のコンビニで買うか、飲食店でテイクアウトするか、です。
ここで、個人的に誤算がありました。
羽田空港って、お店が充実していますから、テイクアウトであれ、コンビニであれ、12泊分の食事は飽きないだろう、と読んでいたのです。空弁とかもありますしね。ところが、羽田空港第3ターミナルから、第1、第2ターミナルへ移動できないのです。
ターミナル間の巡回バスがあるのはご存知かと思いますが、このバス、公共交通機関に含まれるため、ぼくは利用できません。徒歩でいけるかな、と思ったのですが、歩行者通行止めとかが設定されていて、どうも無理なようで......もともと徒歩でターミナル間を移動することが想定されていないのでしょう。
とすると、第3ターミナル内で完結せざるを得ないのですが、レストランもかなり閉まっています。
ああ、コンビニ(ローソンとセブンイレブン)が第3ターミナルにあってよかった......
(と、これを書いていて、いま気づいたのですが、デリバリーをホテルまで頼めばよかったのかも)

14日間は、あらかじめインストールしておいたアプリで所在や健康状態の報告を毎日します。
ロイヤルパークホテル東京羽田滞在中、外出は食事の買い出しと、運動目的の散歩(といっても、ターミナルまわりを短時間うろうろするだけですが)のみとし、その際も極力人との接触を避けて過ごしました。
検査が万能ではないこと、陽性と出るまでのタイムラグ(潜伏期間?)などが考えらえることは承知していますが、イギリス出国前、日本入国時、入国後3日目と3回も検査し、すべて陰性なわけで、感染者増が騒がれている日本に普通に住んでいる人たちよりも、よほどシロじゃないかな、と思いつつも、お国の定める施策に従い、水際対策に貢献したつもりです。
この14日間、本当につらいです。
ご家族とご自宅で、というのと、ホテルで一人で、というのでは、違うかもしれませんが、きついことには変わりなしかと思います。世間では、この期間に出歩いている人がいるということが報道され、非難されたりしているようですが、出たくなる気持ち、わかります。
一度、みなさん帰国者と同じ条件での14日間を過ごしてごらんになれば、つらさが実感できると思います。

あと、羽田空港でのやりとりでも、アパホテルに移ってからの入館時のやりとりでも、日本人ではなく、外国人の方が多く担当していました。
こういうところでも、外国人に頼らないといけないのですね。
とても丁寧に対応いただいたと思います。

14日間は、隔離が目的なのでやむを得ないのですが、日本に住所がなく、かつ、日本の携帯を持っていない、という状況で、いろいろと日本での立ち上げがスムーズにいきにくいことを実感しました。
日本の携帯をレンタルしておいた方がよかったかもしれません。

コロナのような異常事態が早く収まりますように。
切にそう実感した14日間でした。


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日本で免税の買い物2 (2020年末) [イギリス・ロンドンの話題]

日本に一時帰国していたことを昨日報告しましたが、前回の一時帰国に続いて日本で免税で買い物をしたことを記録しておきます。
前回の一時帰国(2019年1月)で「日本で免税の買い物」と題して記事をアップしましたが、その第2弾です。

001069965.png

制度は変わっていないので、前回の記事をご参照ください。
今回も、日本入国の際、関空で入国スタンプを押してもらって準備万端(笑)。

今回実際に免税で買い物をしたのは、
マツモトキヨシ(食品、コンタクト用品、医薬品など)、
伊勢丹(衣料品)
ドン・キホーテ(食品、雑貨など)
丸善@日本橋(書籍)
の4ヶ店。

免税のパターンとしては、
①レジの段階で免税金額で買い物をするタイプ:マツモトキヨシ、ドン・キホーテ、丸善
②普通に会計したあと、免税カウンターで返金手続きをするタイプ:伊勢丹
伊勢丹は免税手数料がかかり、現金で返金されました。(カードに戻し入れするタイプも取り扱っているようです)
また伊勢丹は電子化しているということで、パスポートに記録票を添付することなく免税の手続きが進みました。(でも、パスポートは確認されますので、買い物に際しパスポートを持っていくことは必須です)

マツモトキヨシとドン・キホーテでは、消耗品も免税にしましたので、パッキングされます。
ドン・キホーテでは、嵩ばるものを買いましたので、スーツケース等に入れやすいように、パッキングを親切に2つに分けてくれました。助かりました。
ありがとう、ドン・キホーテ京都アバンティ店の係りの人。

前回、新宿紀伊国屋を利用した、本の購入は、今回、丸善を利用。
丸善、ジュンク堂も免税やっていました。前回の時点では気づかなかったのですが......当時ネットで調べたはずで、免税関連は見つけられなかったのですが。やっていたのかな?
利用した丸善日本橋店では、書籍売り場ではなく、1階の物品売り場での会計でした。
文庫本ばっかりの細かい買い物で恐縮でしたが、とても親切でした。よかったぁ。

出国時(今回は@関空)の物品チェックは、今回もありませんでした。
今回も税関の人、親切でした。最近はみなさんそうなのでしょうか?
ホチキスやテープでパスポートにとめられているレシートなどを今回も丁寧にとってくれました。ありがとう!

今回、楽天市場や Amazon でも大量に買い物をしました。
特に、楽天の方は、買い回りでポイントアップというタイミングにぶつかり、10店以上で買い物をしましたので、10%相当以上のポイント付与となりました。
ひょっとしたら免税で買ったものも、こちらのポイントアップを活用した方がお得だったのかもしれませんね......
とはいえ、免税はその場で減額されるのに対し、ポイント付与では後日そのポイントを使用しなければいけないですし、ポイントの大半は期間限定ポイントとなり自由度が低いので、免税店で免税手続きをした方がよいという考え方もありますね。
前回触れた家電系もそうですが、免税にするか、ポイントにするか、は自分に合わせて慎重に検討しないといけませんね。




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一時帰国していました [イギリス・ロンドンの話題]

11月末から先週まで、一時帰国で日本に帰っていました。
COVID-19 下の一時帰国ということで、記念に? 書いておこうと思います。
(このブログはその間、以前に書き溜めていたものを予約投稿でアップしておりました)
日本に帰るのは、前回の一時帰国2018年末&2019年初 以来でしたので、ほぼ2年ぶりの帰国でした。

まず、フライトの選定が大変でした。
「水際対策の抜本的強化について(新型コロナウイルス感染症)」というお触れが日本政府から出ていまして(厚生省のHPにリンクをはっています)、日本入国の際は、空港に着いたあと、公共交通機関が使用できません(要請、なので無視することも可能かとは思いますが......そこは、ねぇ?)。
ぼくの実家は関西でして、羽田・成田を利用してしまうと、そこからの足が困ります。
とすると関空を利用ということになるのですが(関空までは自宅から迎えに来てもらいました)、現在、ロンドンから関空への直行便がありません。
どこかで乗り継ぎをしないといけないということになります。

一方で、当地イギリスの規制の関係で、ヨーロッパ各地や中東などの乗り継ぎを利用すると、イギリスにもどってきた際に2週間の自己隔離が必要です。こちらは日本と違い強制です。
なので、韓国、香港、シンガポール等(イギリスから見て)安全と思われている地域での乗り換えを検討することとなります。
そこで選んだのがシンガポール。

シンガポールのチャンギ空港での乗り換えは、シンガポールのCOVID-19対策が厳しいこともあって厳格でした。
まず、飛行機から降りるのはトランジット客が先で、係員に誘導されまとめて空港での隔離スペースへ移動し、そこで待機です。

DSC_0200.JPG
防御服?を来た人のあたりに、柵が設けてありますが、その柵よりこちら側にしか居ることはできません。
なので、乗り継ぎ時間が何時間あろうと、ショッピング等はできません。オンラインで注文し、この隔離場所へ届けてもらうということはできるようですが......
フライトの搭乗時間が近くなると、フライトごとに案内があり、これまた係員に誘導されまとまってゲートへ移動。関空行きのフライトでは、他の乗客よりも先に乗り込みました。
ちなみに、トイレも隔離エリアのものしか使用させてもらえませんので、ゲートへ移動後ゲート近辺のトイレを使うことはできません。
行きも帰りも、トイレに行きたいと係員に頼んだりクレームしたりする人がいましたが、それくらい予想してちゃんと事前に済ませておけよ、と個人的には思っていました。

日本に入国した際も、優先的に降機し、係員に誘導されて検査場へ。唾液採取の上検査です。
シンガポールは検査除外対象ですが、イギリスからということで検査します。
(フライトがシンガポールからということで、検査対象者の数も少なかったですね。11名が検査を受けました。)
唾液採取の場所に、梅干しとレモンの絵が掲げてあったのは笑えました。
陽性になってしまうと、指定場所での隔離。
陰性だと自宅等自分で手配するところで2週間隔離となります。陰性なんだから隔離いらないよね、と言いたいところですが、潜伏期間もありますし、やむを得ないのでしょうね。

30分ほど待ったところで無事陰性となりまして、自宅隔離とあいなりました。
2週間の間、(隔離場所所在地管轄の)保健所と連絡を取ることになります。
僕の場合は、メールで毎日、体温と異常の有無を報告しました。

その後、2週間の喪が明けてから、通常の活動開始です。
新幹線で東京にも行きました。
とても驚いたのは、街に人が多いこと。
昔(COVID-19 前)に比べたらそれでも少なくはなっているのですが、電車なども普通に満員電車状態です。
最近、近くに知らない人が来る、いるという状況を経験していなかったので、日本では本当にびっくりしました。ソーシャル・ディスタンス、日本では無理ですね。
エスカレーターやエレベーターも、普通に乗っていますよね。距離を空けたり、制限したりはあまりしていないように思いました。
一方で、街中でのマスク着用率の高さはさすがだな、と。

日本滞在中、日本では感染者数が急増しているとかで大騒ぎで、かつ、Go Toキャンペーンの停止など騒がれていましたが、そして油断は禁物なのだとは思いましたが、こちらの感覚からすると桁違いの少なさなので、まだまだそこまで大騒ぎすることもないのでは、と思いました。
いや、本当に、あの人込み具合で、この感染者数の少なさ。すごいことです。
それに、気にすべきは感染者数ではなく、重病者・死亡者数なのでは、とも。
また、Go Toキャンペーン停止の決断が遅い、停止するなら計画的に、という声も上がっていたようですが、こちらではロックダウンにせよ、隔離にせよ、数日前のアナウンスでも普通なので、日本のやり方で十分なのでは、と思ってしまいました。
なんとなく、批判している人たちは、批判するためだけに批判しているような気がしてしまいます。

一方で、その程度の感染者数で、医療崩壊とか病院のベッド数が足りないとか言っているのは、かなり違和感がありました。
以前から本当に必要な人のみが入院しているのか? そこから医療体制そのものを見直すべきなのでは、という気がします。
通常のインフルエンザの感染者が例年より少ないという話も聞きますし、「医療崩壊」という視点からは、どこか何かが間違っているのでは、と思ってしまいました。

帰りも再び関空発シンガポール乗り換えで、ロンドンに戻ってきました。
ちなみに、フライトはがらがらです。

DSC_0175.JPG

この写真は、行きのロンドン→シンガポール分ですが、どの4区間も似たようなものでした。
がらがらでも、飛行機の中はずーっとマスク着用しなければなりません。苦痛だ......(この種のルールは航空会社によって違うようですが、マスク着用はどこも共通かなと思われます)

ロンドンは、日本滞在中にロックダウン解除となっていましたが、一方で12月21日から 規制のTier4 とかいって、ロックダウン同等の厳しい規制となってしまいました。
変種COVID-19とかで厳戒態勢。ヨーロッパの他の国もイギリスからの入国を禁止する措置に踏み切っています。
この後、年末年始に日本へ帰る予定を立てている人たち、大丈夫かな?

しばらくは厳しい状況が続くのでしょうね。


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COVID-19下のロンドン [イギリス・ロンドンの話題]

日本でも報道されているかと思いますが、COVID-19のおかげでロンドンも他のヨーロッパ諸国同様外出規制が敷かれています。
外出規制の度合いは、国によってそれぞれですが、今のところイギリスで認められている外出は
① どうしても必要な出勤
② 必要な品物の買い物
③ 家族・親族のケアのための外出
④ 一日一度、運動のための外出(一人、あるいは同居家族でできるもののみ)
となってい(ると思い)ます。

また、お店もスーパーマーケットやドラッグストアを除いては閉まっています。
カフェも、レストランも、パブも、クラブも、映画館も、博物館も、劇場も、スポーツジムも、教会(!)もすべて閉まっています。レストランはごく一部テイクアウトのみ営業している場合がありますが、ごくごく一部です

一昨日、昨日(土曜日と日曜日です)などはとても暖かく、天気もよかったので、絶好の外出日和でした。
運動ということで、お散歩に出かけました。
途中何度もおまわりさんやパトカーと行き違いましたが、何も言われませんでした。
公園の草地で寝転んでいたりした人は注意されていましたけどね。運動でない不要な外出はだめ、ということですね。
本来強制力あり、かつ罰則も設けられているはずですが、あまり強引なことは警察も今のところやりたがっておらず、注意するにとどめているようです。よほど悪質な場合は別でしょうけれど。

日本はまだまだ規制は緩いですが、今後が心配ですね。
ご参考までに、いかに街中が閑散とするのか、写真をのっけてみようと思います。

オックスフォードサーカスから北を向いて。
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オックスフォードサーカス
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今回もリバティ撮りました。
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リージェント・ストリート。
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ピカデリー・サーカスもこんな感じです。(逆光ですみません)
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中華街も人っ気がありません。
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レスター・スクエアが普通の公園に見えます(笑)。
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コヴェント・ガーデン。
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コヴェント・ガーデンの中の方もこんな感じです。
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ちょっぴり個人的趣味が入って、ロイヤル・オペラ・ハウス
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ロンドン名物電話ボックスもこの通り。
これ、コヴェント・ガーデンにあるものなので、普段なら人だかりがすごいんですが。
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トラファルガー広場から見るナショナル・ギャラリー。
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バッキンガム宮殿につづくマル、と、その先にあるヴィクトリア・メモリアル。
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ガラガラでも、衛兵はいました。当たり前か......
宮殿の上の旗がユニオン・ジャックでしたので、女王陛下は不在。いらっしゃるときは王室旗。
ウィンザー城に今はいらっしゃいます。
衛兵交代はしていないのでしょうね、きっと(未確認)。
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こんな天気のいい暖かい日には公園には緑の上で休んだり、ひなたぼっこをしたりする人があふれかえっているものなのですが、当然、そうした人もいません。
まあ、上述のとおり、ひなたぼっこなんかしていたらおまわりさんに注意されちゃうでしょうけれど。
DSC_0238.jpg
最後は、クリスマスのとき同様、家の近くのヴィクトリア駅。
DSC_0115.jpg
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ちなみに、地下鉄の駅にはこんな張り紙が。
DSC_0103_.jpgDSC_0105_.jpg

なんか、クリスマスのときといい、閑散としたロンドンの写真ばかりをアップしている気がしますね(笑)。


<おまけ>
当然ながら、マクドナルドも閉まっています。
その張り紙。2枚目にあるように、店の中には金目のものないよ、と掲示してあるのが日本と違いますね......マクドナルドに金狙いで入り込む人いるんでしょうか??
DSC_0107.jpgDSC_0109.jpg


<2020.4.7追記>
BBCの記者が同じような写真をBBCのHPにアップしているのに気づきました。リンクを貼っておきます。
Coronavirus: Sophie Raworth's deserted London
日本語版にもありますね。
【写真で見る】 ほとんど無人のロンドンを走る


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ロンドンのクリスマス [イギリス・ロンドンの話題]

日本にいる方から、割とよくいただく質問に、
「ロンドンの(あるいはヨーロッパの)クリスマスはロマンティックなんでしょうねぇ」
というものがあります。
日本からの観光ツアーに「ヨーロッパでクリスマス」のようなものもあるのかもしれませんね。

しかしながら、こちらに住んでいるものからしますと、ロンドンは、そしてヨーロッパはクリスマスの旅行先として到底お勧めできない、と思います。
クリスマス前は寒いこと、暗いことを我慢すればOKかと思いますが、クリスマス本チャンは避けたほうがよいでしょう。
キリスト教国のクリスマスは、観光で訪れるところでない、と思うのです。
(以前は、クリスマスイルミネーションも日本やアメリカと比べると極めて地味で、あまりきらびやかでないなぁ、と思っていたのですが、LEDが普及してからだと思うのですが、ロンドンのクリスマスイルミネーションもずいぶん華やかになりました)

イギリスでは12月25日と26日は連休になります。
が、日本と違って、クリスマスは、恋人たちのもの、ではありません。
家族で過ごす日、なんですよね、基本は。
そして、25日、クリスマス当日はレストランもお店もたいがいお休みです。スーパーも当然お休みです。(為念、付け加えておくと、コンビニという代物はありません)
さらに、公共交通機関もSTOPします。地下鉄もバスもそれ以外の鉄道も止まります。
一種のゴーストタウンに近いといってもよいのでは、と思います。
そうですね、観光客だけが街をうろうろする、ということなのではないかと。もっとも、地下鉄もバスも止まってしまうので、観光客も移動には困っているのではないでしょうか。
また、食事をするところもかなり限定的になります。
馬鹿高いのを我慢してホテルのレストランに行くか、キリスト教とは関係ない、あるいは関係なさそうな、アラブ系のお店(ケバブ料理とか)か中華料理に行くか......

当然ながら、観光地といえるところ、アトラクションも休みです。
外からぼーっと眺めるだけ。それだけでも十分楽しめるとは思いますが、物足りない気分になりますよね、きっと。

そういう何もしない日も貴重だし、休みならではの醍醐味だ、と言えるとは思いますが、日本のみなさんが連想される旅行ですること、としてはアウトなのではなかろうとか思うのです。

25日のお昼時に、近場を徒歩でうろうろしてみましたので、ご参考までに写真をアップしておきます。
すごくお天気がよくて(本当にロンドンの冬には珍しい)、お散歩日和でした。

まず、ジャーミン・ストリート。ピカデリーサーカスの少し南ですね。
紳士服屋さん、靴屋さんが多い通りです。
DSC_4054.jpg

リージェント・ストリート。
ピカデリー・サーカス近くで、普通だと車と人で込み合うところです。
DSC_4055.jpg

同じくリージェント・ストリートをオックスフォード・サーカスの方へ北上する途中で振り返って。
DSC_4059.jpg

オックスフォード・サーカス。
こちらも非常に込み合う場所なのですが、この日は異常な少なさ。
上が東向きに、下が西向きに撮影したもの。
ちなみに、南向きで撮影すると、上の写真に近くなります。
DSC_4063.jpg
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デパート、リバティの前。
ここで人が一人もいない瞬間を撮影できるとは......なんかうれしいです。
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で、ヴィクトリア駅。閉まっています。
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蛇足として、マークスアンドスペンサー@ヴィクトリア駅の店先。
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お寿司売ってるんですよね......
中身を気にしなければ(!)、食べられなくはないですよ。食べたいとは思いませんが。
昔のこちらのスーパーで売っていたSUSHIに比べると、格段の進歩ですから。
でも、右側の方に
「100s OF NEW IDEAS EVERY MONTH」
とあって、怒!
毎月何百もの新商品を、ということだと思うんですが、新商品であれこれ試す前に、ちゃんとした基本を押さえてからにしてほしいなぁ、と日本人としては強く強くリクエスト......


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大英博物館:マンガ展 [イギリス・ロンドンの話題]

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大英博物館で5月23日から8月26日までの期間で開催されている特別展「Manga マンガ」に行ってきました。
上の画像は大英博物館のHPから拝借しました。

かなり話題になっていまして、大英博物館の特別展の中でも大入りなのだそうです。
土曜のお昼ごろにブラっと行ったら、チケットは売り切れ。翌日日曜日の午後一番のチケットがそのとき手に入る中で一番早い時間のもので、それを買って翌日再訪しました。

こちらのTVでも紹介されていまして、学芸員のかたが
「日本以外で開かれる中では最大規模で、これを観に行けば、マンガの読み方から歴史からなにからなにまで、すっかりわかるようになるんだから素晴らしいな展覧会よ!」
と力強く言い切っていました。

特別展の展示室にはいると、

DSC_0018 BM.jpg
あれ? いきなりアリス。これマンガじゃないよな、と思いましたが、これはマンガを外国の方に身近に感じてもらうための仕掛けなのでしょうね。

外国人向けにマンガの読み方とか歴史とかが示されていたり、編集者のインタビューがあったり、とマンガを文化的に捉えようとするところが面白かったですね。
マンガの読み方(コマをどのような順で読むか、など実務的なところです)は、日本人はあまり意識せずにいるところなので、改めて解説されると新鮮です。
鳥獣戯画とか河鍋暁斎とかもマンガの文脈でとらえられているのも、なんだか興味深かったですね。

展示の中心は原画とマンガ家のインタビューの抜粋でしょうか。
(一部を除いて写真撮影可でした)

DSC_0019 BM.jpg
原画の方は、英文を「浮いた」かたちで処理してあるので、ガラスの下に日本語の手書きの部分がのぞけて楽しい。

インタビューは下のような形で抜粋されています。

竹宮恵子さん
DSC_0028 BM takemiya.jpg

萩尾望都さん
DSC_0030 BM Hagio.jpg

諸星大二郎さん
DSC_0058 BM Moroboshi.jpg

井上雅彦さんは写真じゃなかったですね(笑)
DSC_0038 BM Inoue.jpg
井上雅彦さんの描きおろし?のポスターもあったのですが、それは撮影禁止でした。すごくカッコよかったので撮りたかったのですが。
描かれているところを映したビデオも上映されていました。

進撃の巨人のオブジェもありました。
DSC_0045 BM Titan.jpg


これはこれでおもしろいな、と思いはしましたが、どうでしょうか。
展示会としてみたとき個々の作品は掘り下げ不足になってしまっているので、なんだか中途半端な印象を受けました。
これで19.5ポンド、というのは高すぎるような...

もっとも何ページ、あるいは何巻にも及ぶマンガを展示という形式で見せるのは限界がありますし、マンガ(というもの)を紹介する、というのならこういうかたちでいいのかもしれません。
ただ、ストーリー展開とかキャラクターとか、読者がどこに興味を惹かれて読んでいるのか、そのあたりの解説もあってよいのでは、と感じました。
また、日本では様々な種類の膨大な量のマンガがあるというところが、それほど伝わらない気もしました。

おすすめ、と言い切る自信はないですが、マンガをどのように受容しようとしているのかを伺うにはかなり興味深い体験でした。



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THE MOUSETRAP [イギリス・ロンドンの話題]

もう1ヶ月ほど前のことになってしまいましたが、5月6日に St Martin's Theatre に、THE MOUSETRAP (演劇)を見てきました。

DSC_0072.JPG

THE MOUSETRAP といえば世界一ロングランを続けている演目です。
脚本は、アガサ・クリスティ。
上の写真はパンフレット(プログラム?)です。

原作は、短編(中編?)「三匹の盲目のねずみ」。
ハヤカワ版ですと、「愛の探偵たち」 (ハヤカワ・クリスティー文庫)に収録されているようです。

愛の探偵たち (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

愛の探偵たち (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 作者: アガサ・クリスティー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2004/07/15
  • メディア: 文庫

もっともWikipediaを見ると、
「もとは王太后メアリー・オブ・テックの80歳の誕生日を祝うラジオドラマとして1947年にBBCの依頼により執筆した「三匹の盲目のねずみ」を、1950年にクリスティ自身が短編小説化、さらに1951年に戯曲化した。戯曲化に際し、同名の戯曲が他にあったため、題名を『ねずみとり』に改めた。」
ということなので、原作、ということでもなさそうですが。

かなり昔に、子供の時分に原作を (上で紹介したのとは違い、創元版「クリスティ短編全集 (3) 二十四羽の黒ツグミ」でしたが)読んでいます。
とはいえ、英語がおぼつかない人間には演劇は強敵です。
20年ほど前にも一度この劇を見ているのですが、原作もうろ覚えの状態で、劇の中身はさっぱりでした...それでも雰囲気は楽しみましたけどね...
ということで、今回は事前に戯曲をチェックすることに。

The Mousetrap: A Samuel French Acting Edition

The Mousetrap: A Samuel French Acting Edition

  • 作者: Agatha Christie
  • 出版社/メーカー: Samuel French Inc Plays
  • 発売日: 2012/05/02
  • メディア: ペーパーバック

日本語版も出版されていますね。
ねずみとり (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

ねずみとり (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 作者: アガサ・クリスティー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2004/03/16
  • メディア: 文庫

100ページにも満たない薄い本なのですが、これすら挫折するのでは、と恐れていましたが、なんとか通読。
では、いざ出陣! St Martin's Theatre

DSC_0002.jpg

劇場の写真は後日昼間に撮ったものですが、実際は夜(開演19:30)に行きました。
この季節まだまだ明かったです。

上演中は撮影禁止なので、幕開き前にパチリ。

DSC_1976.JPG

こういう雰囲気です。
2階席の最後列だったのですが、とてもよく見えましたよ。

事前予習の甲斐あってか、話がよくわかりました!
こころなしか、セリフもちょいちょい聞き取れているような...

原作(?) のタイトル、「三匹の盲目のねずみ」(Three Blind Mice)というのは、クリスティお得意のマザー・グース(You Tubeで見つけたのでリンク貼っています) から来ています。
劇中でも登場人物がハミングしたり、歌ったりします。
でも、この曲馴染みがなかったです... しかもなんか暗そうな曲だし...

ちょっと無理のある展開かなぁ-関係者が都合よく舞台となる Monkswell Manor に集まりすぎですよね-、と思いますが、登場人物がかなり限定された中でのサプライズ(真相を知ってはいましたが)、そして、上演後のカーテンコールで、犯人役の俳優が
「これであなたも仲間なんだから、真相をばらしたりしないでね」
という恒例のシーンまで、しっかり楽しめました!

St Martin's Theatre の中に入ったところに、連続上演記録のカウンターがあります。

DSC_1978.JPG

5月6日時点で、27,795回目の上演ということですね。

ちなみに、St Martin's Theatre から南に少し下ったところに、アガサ・クリスティーの記念碑(Agathe Christie Memorial)があります。
こちらも後日写真を撮ったのであげておきます。

DSC_0004.jpg
DSC_0006.jpg



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YAMATO Passion [イギリス・ロンドンの話題]

先週の土曜日23日に、Peacock Theatre に、Yamato のショーを観に行ってきました。

Yamato。知らなかったのですが、HPを拝見すると、「和太鼓プロ集団」ということで、
「結成26年
世界54ヶ国
公演数3,800回
観客動員数7,000,000人」
と書いてあります。
なんだかすごいですね。

日本にいると、コンサートとかショーとかってなかなか行けないのですが、こちらにいると割と身近ですね。
ということで、Yamatoそのものを知らなかったのですが、地下鉄の駅にポスターも貼ってあって、興味がわいて観に行きました。
うつりが悪いですが、地下鉄の駅で撮ったポスターがこちら↓。
Yamato ポスター.jpg
ミュージカルとか演劇もいいのですが、やはり壁になるのはセリフ。その点、和太鼓だったらセリフないからOKですよね。(もともと日本人の集団なので、なおよし)

驚いたことに、満席の客席、ほとんどが外国の方で、日本人には行き当たりませんでした。
海外でやってる公演って、客席は日本人が多いのが普通だと思っていたのですが、Yamatoは違いましたね。
こういう世界は言葉の壁もなく、万国共通で訴えるものがあるのでしょうね。

ショーは、とても素敵でした。
演奏は迫力満点で、ずんずん響いてくる音の世界!
と同時に、コミカルな演出も用意してあって、言葉はなくても観客も一体で楽しめます!

写真はケータイで撮ったので、ダメダメな写真ですが、雰囲気が伝わればいいな、と思います。
Yamato 1.jpg
Yamato 2.jpg Yamato 3.jpg
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