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ドラマ:クラブのキング [ドラマ 名探偵ポワロ]

名探偵ポワロ「クラブのキング」(原題:The King of Clubs)を観ました。

原作が収録されているのは、こちら↓。
教会で死んだ男(短編集) (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

教会で死んだ男(短編集) (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2003/11/11
  • メディア: 文庫


原作も読んでいるはずですが、覚えていません。
ドラマを観た感想は、窮屈な展開だな、と思いましたが、同時に非常におもしろい狙いをもったストーリーだなぁ、と思いました。

ポワロがとてもあっさりと真相を見抜き、ほぼ一直線で真相を目指して進むので、観ているほうにもわかりやすくなっていますが、盲点を突く設定になっているので、十分長編を支えることのできるアイデアのような気がします。いろんな目くらましを忍ばせて。
その意味では贅沢な作品なのだなぁ、と思います。

手がかりを一つ一つ、非常にあからさまに視聴者に提示してくれます。
なにしろ、それぞれの手がかりについて、ポワロがヘイスティングスの注意を喚起するのですから・
その意味では、ポワロの思考経路をリアルタイムに近い状況でたどっていけるという極めてレアな体験ができます。

そのおかげで意外性が犠牲になっているとはいえるのですが、ミステリドラマとしておすすめだと思います。
難点はなくはないですが(たとえば、現場検証をしっかりやれば、警察の動き方は変わってきたでしょう。それは、ジャップ警部のキャラクターで覆い隠されてはいますが。また、タイトルにもなっているクラブのキングがどこにあったのかは、視聴者にもはっきり示しておいてほしいところです)、よくできたミステリドラマだと強く思います。


いつも通りリンクをはっておきます。
「名探偵ポワロ」データベース
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実際に見たDVDが入っているのはこちら↓です。
Poirot The Definitive Collection Series1-13 [DVD] [Import]

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  • 出版社/メーカー: ITV Studios
  • 発売日: 2013/11/18
  • メディア: DVD






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ドラマ:なぞの盗難事件 [ドラマ 名探偵ポワロ]

名探偵ポワロ「なぞの盗難事件」(原題:The Incredible Theft)を観ました。

原作が収録されているのは、こちら↓。
死人の鏡 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

死人の鏡 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2004/05/14
  • メディア: 文庫

「謎の盗難事件」 というタイトルのようです。

なんとも地味なタイトルだなぁ、と思いますが、ドラマを観たら、事件も地味......
大戦前の不穏な雰囲気が漂う中、機密書類が盗まれる、というものなのですが、舞台がお屋敷で、登場人物もさほどおらず、地味です。
日本の天皇に言及されるシーンがあるのは日本人には印象に残りますが、物語にあんまり関係ないので背景でしかなく、どうってことないですね。

限られた時間で、どうやって盗み、どこに隠しておいたか、というのがポイントになるのだと思いますが、考えられる可能性がほとんどないので、視聴者が簡単に推察できてしまうのではないかと。
これでは謎でもなんでもないかも(笑)。
また、最後にカーチェイスのシーンがありますが、これ、必要ですかね?
まあ、ヘイスティングスの嬉しそうな顔を見れたので、よし、としましょうか......
短編までもれなく映像化してしまうと、こういう作品も出てくるんでしょうか?

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実際に見たDVDが入っているのはこちら↓です。
Poirot The Definitive Collection Series1-13 [DVD] [Import]

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  • 出版社/メーカー: ITV Studios
  • 発売日: 2013/11/18
  • メディア: DVD





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ドラマ:海上の悲劇 [ドラマ 名探偵ポワロ]

前回の名探偵ポワロ「4階の部屋」(原題:The Lost Mine)(ブログの感想ページへのリンクはこちら)から少し時間があきましたが、「海上の悲劇」(原題:Problem at Sea)を観ました。

原作が収録されているのは、こちら↓。
黄色いアイリス (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

黄色いアイリス (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2004/06/14
  • メディア: 文庫
「船上の怪事件」 というタイトルのようです。

創元推理文庫版だと、こちら↓。
砂に書かれた三角形 (創元推理文庫)

砂に書かれた三角形 (創元推理文庫)

  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2020/04/17
  • メディア: 文庫
こちらでの日本語タイトルは「海上の悲劇」。ドラマと同じですね。

今回の事件は、アレキサンドリアに向かうクルーズ船の船上で起こります。
映像見て、クルーズ船にしてはちょっとこの船小さくないかなぁ、と思ってしまいました。ボートに毛の生えたといっては失礼なんでしょうが。
こういう感想をいただいたのは、今の巨大なクルーズ船を見慣れているからでしょうか?
船内の様子からしても、もっと大きなクルーズ船のように思えるのに、外観がとても小さく見える......

事件は単純なもので、謎解きもあっけない。
ポワロが謎解きシーンで小芝居をするのは楽しいんですが、ちょっとしらっとした感じがしました。


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実際に見たDVDが入っているのはこちら↓です。
Poirot The Definitive Collection Series1-13 [DVD] [Import]

Poirot The Definitive Collection Series1-13 [DVD] [Import]

  • 出版社/メーカー: ITV Studios
  • 発売日: 2013/11/18
  • メディア: DVD




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ドラマ:砂に書かれた三角形 [ドラマ 名探偵ポワロ]

Poirot The Definitive Collection Series1-13 [DVD] [Import]

Poirot The Definitive Collection Series1-13 [DVD] [Import]

  • 出版社/メーカー: ITV Studios
  • 発売日: 2013/11/18
  • メディア: DVD



前回の名探偵ポワロ「砂に書かれた三角形」(原題:Triangle at Rhodes)を観ました。

原作が収録されているのは、こちら↓。
死人の鏡 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

死人の鏡 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2004/05/14
  • メディア: 文庫

「砂にかかれた三角形」という小説版のタイトルは漢字が開いてあるようです。

今回の事件の舞台はロードス島で、ポワロは休暇なのかな?
ヘイスティングスも、ミス・レモンも出てこなくて、ちょっと寂しい。
南の島っぽい雰囲気が感じられること、異国情緒もあることがポイントなのかと思いますが、登場人物たちの着る水着のデザインが、いまとなっては野暮ったく見えて笑えました。特に、男性。いわゆる海パン系じゃないんですね。上半身にも水着が及んでいる(と説明すればいいんでしょうか?)。

事件の方は登場人物が少ないので真相の見当がつきやすくはなっていますが、クリスティらしいもの、と言えるのではないでしょうか?
日本では理解しにくい動機ともいえるかとは思うのですが、根っこのところの事象は日本でも同じだし同じ動機の殺人事件も少なくともミステリでは数多く書かれていますので鑑賞や謎解きに支障はないですよね。
それにしてもタイトルの「砂に書かれた三角形」。
思わせぶりな感じがするのですが、ドラマでは冒頭にちらっと出てくるだけ。
象徴的なタイトルでありますが、ある意味ネタバレ?

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ドラマ:4階の部屋 [ドラマ 名探偵ポワロ]

Poirot The Definitive Collection Series1-13 [DVD] [Import]

Poirot The Definitive Collection Series1-13 [DVD] [Import]

  • 出版社/メーカー: ITV Studios
  • 発売日: 2013/11/18
  • メディア: DVD



前回の名探偵ポワロ「消えた廃坑」(原題:The Lost Mine)(ブログの感想ページへのリンクはこちら)から少し時間があきましたが、「4階の部屋」を観ました。

原作が収録されているのは、こちら↓。
愛の探偵たち (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

愛の探偵たち (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2020/02/03
  • メディア: 文庫

「四階のフラット」というタイトルのようです。

今回の事件は、ポワロが住んでいるホワイトヘイブン・マンションで起こります。
ポワロが住んでいるのが6階(5th Floor)、その下の5階(4th Floor)に住んでいる女性の友人が死体発見者。
劇場から帰ってきたら鍵が見つからず、地下へ行って荷物用の小型エレベーター用の縦穴から部屋にはいろうとしたら間違えて4階(3rd Floor)の部屋に入ってしまい、そこで死体を発見する。

荷物用のエレベーター用の縦穴から簡単に住居に侵入できてしまう、という造りはどうなのか、とも思いましたが、当時はそうだったのでしょうか?
劇場からの帰りということで、かなり着飾った印象があるのに、縦穴を登らされたとはかわいそうです。しかも、地下から4階までということは、5階分も登ったわけですよね。
女友達にいいところを見せようとしたのかもしれませんが、ご苦労なことです。しかも死体まで発見して。

一夜の出来事、といった感じでストーリーが進んでいきまして、朝にはポアロが解決してしまうというスピーディーさ。
するすると解ける面白さはありましたが、その手順とか手がかりなどはちょっと乱暴な感じがしました。

劇場にはポアロもヘイスティングスと行っていて、上演されていたのはミステリー劇。
途中で自信満々で犯人を書き記していたのに、解決編ではまったく違う真相で、ポアロが、ちゃんとデータが与えられていないと怒り狂うのがおかしかったですね。

ちなみに、いつもこのドラマシリーズに出てくるポアロのフラット、ホワイトヘイブン・マンションですが、実在の建物Florin Court(フローリン・コート)を使っているらしいです。
バービカンのあたりにあるということだったので、観に行ってきました。
Chaterhouse Square(チャーターハウス・スクエア)という広場に面しています。
DSC_0079.JPG

ドラマにも出てくる角度ですが、フローリン・コートから見た風景です ↓ 。
DSC_0083.JPG

チャーターハウスというのは、いまは無料で入れる博物館+チャペルになっていますが、14世紀にさかのぼる由緒ある建物で、エリザベス女王(1世の方です)のゆかりでもあるようです。


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ドラマ:消えた廃坑 [ドラマ 名探偵ポワロ]

Poirot The Definitive Collection Series1-13 [DVD] [Import]

Poirot The Definitive Collection Series1-13 [DVD] [Import]

  • 出版社/メーカー: ITV Studios
  • 発売日: 2013/11/18
  • メディア: DVD



前回の名探偵ポワロ「ベールをかけた女」(原題:The Veiled Lady)(ブログの感想ページへのリンクはこちら)から間をおかずに観ました。

原作が収録されているのは、「ベールをかけた女」に続いてこちら↓。
ポアロ登場 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

ポアロ登場 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 作者: アガサ・クリスティー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2004/07/15
  • メディア: 文庫



冒頭、ポワロとヘイスティングスがモノポリーで遊んでいて、おやおやと思いましたが、この作品中ずっと遊んでいます(!)。
ポワロが最後の方では(そんなに時間的に経過していないのに)強くなっていて笑います。

また、ポワロの銀行口座が赤字(マイナス)になっていて、銀行とやりとりするところも笑ってしまいました。
ポワロが、口座には常に444ポンド4シリング4ペンスに保っているんだ、なんて言ったりします。

その銀行の頭取(だと思います)がポワロの事務所にやってきて、ポワロは口座の件でわざわざ来てくれたのだと勘違いしますが、これが事件の入り口です。
ミャンマーの銀鉱跡の地図をめぐる殺人事件を扱っていますが、そのために中国人が数多く登場します。
この中国人の扱いがひどいんですよ。時代なのかもしれませんが。
inscrutable (計りしれない、得体のしれない) とポワロやヘイスティングスに言われるのなんか序の口ですね。
チャイナタウンも登場しますけれど、ここもひどい有様です。
阿片窟、カジノ、どこまで当時のイギリスで違法だったのかは分かりませんが、もう怪しげで怪しげで。
チャイナタウン、こんなに汚い場所だったのでしょうか?
(まあ、もっとも現在レスタースクエアにあるチャイナタウンもお世辞にも綺麗とは言い難いですが...)
ジャップ警部も中国人の扱いはひどいですね...... 

謎解きはあっさりしているものの、シンプルで力強い感じがします。
モノポリーが活躍したのもご愛嬌。楽しいですね。


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ドラマ:ベールをかけた女 [ドラマ 名探偵ポワロ]

Poirot The Definitive Collection Series1-13 [DVD] [Import]

Poirot The Definitive Collection Series1-13 [DVD] [Import]

  • 出版社/メーカー: ITV Studios
  • 発売日: 2013/11/18
  • メディア: DVD



前回名探偵ポワロを観た「24羽の黒つぐみ」(原題:Four and Twenty Blackbirds)(ブログの感想ページへのリンクはこちら)から10ヶ月ぶりとなりました。
ジョナサン・クリークを観だしたので、後回しにしていたものです。ジョナサン・クリークもシーズン1を見終わったので、ポワロも再開しようと思いました。
名探偵ポワロとしては、Series 1 を見終わっていないのですが、「エンドハウスの怪事件」(ブログの感想ページへのリンクはこちら)が収録されているDVDを先に片付けてしまおうと思いまして...

原作が収録されているのはこちら↓。
ポアロ登場 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

ポアロ登場 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 作者: アガサ・クリスティー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2004/07/15
  • メディア: 文庫



えー、ミステリとしてはかなり困った作品だな、というのが正直なところです。
原作がどうなっているのか、まったく記憶にないですが......
ポワロ、推理らしい推理もしないし、もう、無茶苦茶です。
恐喝者から手紙を取り返してほしい、という依頼なんですが、何も考えずに恐喝者と会って何の進展もなく、で、どうするかというと恐喝者の家に忍び込む(!)。

ポアロが錠前屋に化けて家に行き、その後夜忍び込む、という段取りは、ポワロの変装(?) ならびに、ポワロが自転車に乗る姿ともども、ドラマとしてはおもしろく見どころだと思うのですが、名探偵がこんなことしたら駄目でしょう。ポワロって、身のこなしも素早くなさそうだし、向いていませんよね。
そこで首尾よく手紙を見つけるのも「灰色の脳細胞を使って」とポワロは言うものの、まあ、運が良かったとしかいえない状況......
この忍び込みの顛末と併せて、ポワロ老いたり、と揶揄してしまいそう......
もっとも、ヘイスティングスがさっさと自分だけ逃げだしてしまうところは笑ってしまいましたが。

博物館のシーンも(自然史博物館が舞台かと思われます)、なんかいきあたりばったりですよね。

全体的に、ドタバタと捉えるとよかったのかもしれませんが、結構真面目に演出されているみたいですし、そもそも「名探偵ポワロ」にそういう作風を期待していないので、困ったなぁ、というところです。
「名探偵ポワロ」を久しぶりに観ようと思ってこれだったので、ちょっと残念でした。


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ドラマ:24羽の黒つぐみ [ドラマ 名探偵ポワロ]

Poirot The Definitive Collection Series1-13 [DVD] [Import]

Poirot The Definitive Collection Series1-13 [DVD] [Import]

  • 出版社/メーカー: ITV Studios
  • 発売日: 2013/11/18
  • メディア: DVD



COLLECTION1 のDISC1の最終作(4作目)、「24羽の黒つぐみ」(原題:Four and Twenty Blackbirds)を見ました。英語字幕付きです。

原作が収録されているのはこちら↓。
クリスマス・プディングの冒険 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

クリスマス・プディングの冒険 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 作者: アガサ・クリスティー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2004/11/18
  • メディア: 文庫


英語、多々わからないところはあったものの、ストーリーはよくわかりましたよ!
原作はちっとも覚えていないのですが、ミステリとしての特徴がよく出た作品だなと思いました。
老画家が転落死したのを、事故ではなく殺人だとポワロたちがつきとめる、というものですが、双子の兄弟とか、いつもと違うレストランでの行動とか、キーとなる要素がきれいにちりばめられているというイメージです。
また、ポワロが家政婦(兼コンパニオン)のおばさんと仲良くなる、といういつもながらの段取りもきちんと盛り込まれていて〇。

事件をポワロが知るいきさつとして、歯科医とのディナー、というのが笑えます。
「仕事以外のときは、いいやつなんだ」(ラフな訳ですみません)
とポワロが言い訳じみたことをミス・レモンとヘイスティングスに言うのもなかなかの趣き。
ドラマ・シリーズとしては、ポワロがヘイスティングスにうさぎ料理を振る舞う、というのが要注目?
しつこいくらいにクリケットの話題が出てくるところはご愛敬でしょうか? と思ったらラストではポワロが反撃(?)。
だんだんシリーズにも馴染んできて楽しくなってきましたね。

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ドラマ:ジョニー・ウェイバリー誘拐事件 [ドラマ 名探偵ポワロ]

Poirot The Definitive Collection Series1-13 [DVD] [Import]

Poirot The Definitive Collection Series1-13 [DVD] [Import]

  • 出版社/メーカー: ITV Studios
  • 発売日: 2013/11/18
  • メディア: DVD



ドラマ:ミューズ街の殺人(感想ページへのリンクはこちら)から1週間、COLLECTION1 のDISC1の3作目、「ジョニー・ウェイバリー誘拐事件」(原題:he Adventure of Johnnie Waverly)を見ました。英語字幕付きです。

原作が収録されているのはこちら↓。
愛の探偵たち (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

愛の探偵たち (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 作者: アガサ・クリスティー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2004/07/15
  • メディア: 文庫


例によって字幕を出しながら見たのですが、うーん。字幕がついていてもあまり話がわかりませんでした...英語力、ひょっとして落ちている!?

だから、というわけではありませんが、ちょっとストーリー展開がいまいちな作品だったかな、と。
動機と犯人がとった手段がミスマッチなのは大きな問題かな、と思います。
(ほかにやりようがあったのでは、と思いますし、あまり先々のことを考えて犯行に着手したと思えない点が多々あります)
またポワロも指摘していますが、誘拐するのに事前に予告するというのはあまりお利巧とは言えませんね。

一方、ドラマとしては、楽しめるところが多々あります。
ポワロが足をいためて、足湯(?) で癒すシーンとか、笑ってしまいました。
笑うと言えば、ポワロとヘイスティングスが車の中で歌を歌う!シーンなんていうのまであります。
ヘイスティングスが、車の修理(応急処置)で顔を煤だらけにするのも楽しいですね。
ヘイスティングスがスピード狂というのもよくわかりましたし(笑)。
またお屋敷の様子もいいですし、田舎の風景もとてもきれいです。
それと、具体的な金額こそ出てきませんが、ポワロ、ヘイスティングスが、依頼料のことを口に出すシーンが2度もあるのが興味深かったですね。原作にそういうシーンがあったかどうか覚えていませんが、なさそうなので。

蛇足ですが、途中、ホッグズ・バックという地名が出てきて、ひとりニヤリとしました。
F・W・クロフツに「ホッグズ・バックの怪事件」 (創元推理文庫)という作品がありますので。


DVDの日本語版はこちら↓
名探偵ポワロ 全巻DVD-SET

名探偵ポワロ 全巻DVD-SET

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD


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ドラマ:ミューズ街の殺人 [ドラマ 名探偵ポワロ]

Poirot The Definitive Collection Series1-13 [DVD] [Import]

Poirot The Definitive Collection Series1-13 [DVD] [Import]

  • 出版社/メーカー: ITV Studios
  • 発売日: 2013/11/18
  • メディア: DVD



ドラマ:コックを捜せ(感想ページへのリンクはこちら)から日が経ちましたが、COLLECTION1 のDISC1の2作目、「ミューズ街の殺人」(原題:Murder in the Mews)を見ました。英語字幕付きです。

原作が収録されているのはこちら↓。
死人の鏡 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

死人の鏡 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 作者: アガサ・クリスティー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2004/05/14
  • メディア: 文庫

原作の方の日本語タイトルは、「厩舎街の殺人」。Mews を訳したんですね。
〇〇 Mews というのは結構あちこちに地名としてあります。

冒頭、ガイ・フォークスデイのシーンから幕開け。
ガイ・フォークスデイというのは一種のお祭りで、花火があがったりもするのですが、この花火がねぇ、日本の花火のように華やかなものではなくて、なんかしょぼいんですよね。映像をご覧いただくとわかりますが。日本の花火は芸術です!

続いて、歯医者に行きたがらないポワロ、というのが笑えます。

ストーリーの方はなぜかぼんやりと覚えていましたので、観るのにあまり苦労はしませんでした。
冒頭にポワロが現場で鼻をくんくんさせる(?) シーンは原作でもとても印象的だったのを思い出しました。
謎解き的には、単純なプロットをすっきりと見せていてよかったな、と思いましたが、右利き、左利きのところは、あんまりうまくいっていないように思いました。原作がどうなっていたか、さっぱり覚えていないんですが。

謎解きとはあまり関係ないのですが、ポワロがゴルフをするシーンがあって、びっくり(笑)。しかも、革靴...普通の革靴に見えましたが...しかも結構なナイスショットを放ったような...
こういうシーンが観られるのも、ドラマの醍醐味でしょうか。楽しいです。

DVDの日本語版はこちら↓
名探偵ポワロ 全巻DVD-SET

名探偵ポワロ 全巻DVD-SET

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
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