C.M.B.森羅博物館の事件目録(31) [コミック 加藤元浩]
C.M.B.森羅博物館の事件目録(31) (講談社コミックス月刊マガジン)
- 作者: 加藤 元浩
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/02/17
- メディア: コミック
<カバー裏帯あらすじ>
実際の未解決事件を推理し、見事解決できた人には賞金100万円というゲームに招待された森羅。参加者たちが挑むのは、あるマジシャンが水中脱出マジックの最中に死んだ事件。事故か、自殺か、殺人か――推理ゲームは思わぬ方向へ展開してゆき‥‥!? 《「第27回探偵推理会議」他3編収録》
この第31巻は、
「地獄穴」
「ゴーストカー」
「動き回る死体」
「第27回探偵推理会議」
の4話収録。
昨日感想を書いた「Q.E.D.iff -証明終了-(3)」 (講談社コミックス月刊マガジン)同様「読者が被害者/犯人」企画の作品を収めています。
先に「Q.E.D.iff -証明終了-(3)」 を読んだので、変な期待をせずにすみました。
「地獄穴」
死後の世界への入り口という伝承の地獄穴を社会派ミステリ風に処理した作品ですが、ちりばめれた手がかりがいい感じです。
「ゴーストカー」
ちょっと使われたトリックの絵解きが、絵をもってするマンガであっても分かりづらいですね。うまくいくようには思えないのですが......
「動き回る死体」
加藤元浩版「ハリーの災難」というところでしょうか。
森羅の推理の決め手がやや弱いのが気になりました。
「第27回探偵推理会議」
ミステリとしての着地は手堅いものと言えると思いますが、物語の着地がちょっとありきたり過ぎたのが残念です。
しかし、跡継ぎになれないからって殺しますかね?
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