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ダンジョン飯(10) [コミック 九井諒子]


ダンジョン飯 10巻 (ハルタコミックス)

ダンジョン飯 10巻 (ハルタコミックス)

  • 作者: 九井 諒子
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2021/02/13
  • メディア: コミック



ダンジョン飯、シリーズ第10弾です。

今回は
第63話 コンフィ
第64、65話 ウサギ
第66、67話 カレー 
第68、69話 シスル
を収録しています。

巻数が重ねられてくることで、物語の方向性もずいぶん変わってきました。

出てくる料理は
第63話 フェニックスのコンフィ
第66話 首刈りうさぎカレー
のみです。
第69話にもレシピっぽいものが載っていますが、あれらは料理ではないですね。
またもや料理の比重は急低下。
物語も終盤なので、やむを得ないのでしょうか?

第63話は翼獅子の救出に向かった一行がたどり着いた狂乱の魔術師の家が舞台となります。
フェニックスが甦る前に食べちゃえ、という発想はダンジョン飯らしくてとてもいいですね。
狂乱の魔術師が持ってたのと同じ装丁の本というのが出てきますが、後で生きてくるのでしょう。

第64、65話で「ファリンは今確実に腹をすかせている!」とライオスが喝破するのはダンジョン飯ならではの発想で◎。
それでカレーを作ろう、というのが笑えます。
ただ、そのために ”迷宮の兎” を狩るのですが、これが強敵で、かなりグロいシーンあり。
物語的には必須なのでしょうけれど、死んでしまってもマルシルが魔法でよみがえらせることができる、というのはちょっと安易に使われているような気がします。
一方で、このあとマルシルの魔法でよみがえらせること自体ができなくなったら......という発想が出てくるのは手堅いですね。

第66話でいったん場面が切り替わり、カブルーたちの動向が示されますが、すぐにライオス達に。
第66、67話はカレーができあがり、ファリンを倒すところまで。このことでライオスが一皮むけた印象。

第68、69話は、迷宮の魔術師であるシスルの物語が語られた後、いよいよライオス達の戦い、なのですが、これが大苦戦。
かなり絶体絶命の状況で、この第10巻は終わります。
どうなるんでしょう!?



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ダンジョン飯(9) [コミック 九井諒子]


ダンジョン飯 9巻 (ハルタコミックス)

ダンジョン飯 9巻 (ハルタコミックス)

  • 作者: 九井 諒子
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2020/05/15
  • メディア: コミック




ダンジョン飯、シリーズ第9弾です。

今回は
第57話 兜煮
第58、59話 サキュバス1、2
第60話 有翼の獅子 
第61話 焼き歩き茸
第62話 6日間
を収録しています。

巻数が重ねられてくることで、物語の方向性もずいぶん変わってきました。

出てくる料理は
第57話 デュラハンの馬の兜煮(予定)
第59話 サキュバスホットミルク
第60話 ライ麦パン、ワイバーンの卵焼き、ヒポグリフのソーセージ、歩き茸のスープ
    サキュバスとバイコーンの脳ドリア 
第61話 焼き歩き茸
第62話 バロメッツのスープ

品数は減ってきていますが、料理の比重が回復してきたように思います。
また料理の作り手もセンシではない話が増えてきていますね──これはいい傾向なのかどうか?

第57話は、ライオスとマルシルの出会いの話。

第58、59話はイヅツミに焦点があたります。
この話に出てくるサキュバスは、淫魔ではなかったですね。似ていますけれど。

第60話は、ライオスは夢(?)で有翼の獅子と出会い、ライオスが迷宮の国の王となったときの様子を見せられます。そして「カナリアに気をつけろ」と注意される。

第61~62話は、カブルーの物語。カブルーはカナリア隊(!)の隊長ミスルンと一緒にいます。
ミスルンはかつて迷宮の主だったという。

迷宮の設定がいろいろと拡充されてきていて、物語の幅が大きくなってきています。
いったいどうなるのでしょうね??



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ダンジョン飯(8) [コミック 九井諒子]


ダンジョン飯 8巻 (ハルタコミックス)

ダンジョン飯 8巻 (ハルタコミックス)

  • 作者: 九井 諒子
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/09/14
  • メディア: コミック



ダンジョン飯、シリーズ第8弾です。

今回は
第50、51話 ダンプリング1 ~ 2
第52話 ベーコンエッグ
第53~55話 地下1階にて1 ~ 3 
第56話 バイコーン
を収録しています。

巻数が重ねられてくることで、物語の方向性もずいぶん変わってきました。

出てくる料理は
第50話 ヒポグリフの水餃子
第51話 ダンプリングをフェアリーリングでチェンジリング
第55話 ハンバーグのチェンジリングソースがけ 
第56話 カリカリ茸と卵のサンドイッチ
だけで、かなり料理の比重が下がっていることがこのことからもわかります。

「ダンジョン飯 7巻」 (ハルタコミックス)(感想ページはこちら)のラストで、ライオスたち一団の足元に”チェンジリング”をもたらす茸が描かれているのが気になっていたのですが、「ダンプリング」で種族が入れ替わってしまっています。
ライオスがドワーフに、センシはエルフに、マルシルはハーフフットに、チルチャックはトールマン、そしてイヅヅミは犬(!) に。
入れ替わったそれぞれの造型が面白いのですが(とくに、センシが笑撃的です)、なんとか元に戻そうとする展開となります。

第53~55話では一旦ライオスたちと離れて、地下1階という地上に極めて近い場所で、カブルーの物語となります。
"狂乱の魔術師" そしてファリンと対決することになるカブルー。
結構カッコいい対決シーンが繰り広げられますよ。
今回表紙がカブルーなのは、このためですね。

第56話では、ユニコーンならぬバイコーンが登場し、チルチャックの過去(?) がさらに明らかに。
最後でマルシルが「他に隠してることがまだあるでしょ!!」とチルチャックに詰め寄っていますが、いやほんとに、チルチャックは奥が深い(笑)。



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ダンジョン飯(7) [コミック 九井諒子]


ダンジョン飯 7巻 (ハルタコミックス)

ダンジョン飯 7巻 (ハルタコミックス)

  • 作者: 九井 諒子
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/04/12
  • メディア: コミック




ダンジョン飯、シリーズ第7弾です。

今回は
第43話 アイスゴーレム
第44話 バロメッツ
第45話 卵
第46話 黄金郷
第47話 グリフィン
第48話 使い魔
第49話 グリフィンのスープ
を収録しています。

それぞれ出てくる料理は
第43話 アイスゴーレム茶碗蒸しとアイスゴーレムに入ってた魚に熱を通したやつ
第44話 バロメッツのバロット(あるいはバロメッツチョップ)
第45話 魂のエッグベネディクト 
第46話 野菜のスライム寄せ、刃魚のローフ、牛のリブステーキ、芋と兎のスープ
第47話 ゼンシの作った朝食(パンケーキ、ソーセージ、かぼちゃスープ、スクランブルエッグ)
第48話 スカイフィッシュアンドチップス
第49話 グリフィンのスープ、ヒポグリフのスープ

第46、47話の料理が普通の料理っぽくなっているのは、例の紹介でたどりついた黄金郷が、基本的には普通の暮らしをしているところだったからです。まあ、魔物を飼っていたりしますが。

帯に
「偏食猫忍者、イツヅミ参上!
 俊敏さを武器に、魔物を撃退していく彼女の弱点──それは偏食!
 好き嫌いを乗り越えて、迷宮の謎に迫れ。」
と書いてありまして、確かに、新キャラであるこのイツヅミが絡むエピソードが増えています。

また終盤にゼンシの過去というエピソードが繰り拡げげられます。
巻数が重なって来たのでバディもの的色彩を強めているのでしょうね。

同時に、第45話ではライオスたち一団とは別のエピソードで、第46、47話では狂乱の魔術師によって呪をかけられた村のエピソードで、迷宮全体のことを少しだけ垣間見せてくれます。
どんどん作品世界が大きくなってきていますね。

最後には前向きに出発するライオスたち一団なのですが、その足元に”チェンジリング”をもたらす茸が描かれているのが気になります。


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ダンジョン飯(6) [コミック 九井諒子]


ダンジョン飯 6巻 (ハルタコミックス)

ダンジョン飯 6巻 (ハルタコミックス)

  • 作者: 九井 諒子
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2018/04/13
  • メディア: コミック




イギリスにいる期間は読んでいなかったコミックスも復活させます。
前作「ダンジョン飯 5巻」 (ハルタコミックス)(感想ページはこちら)からずいぶん間が空きましたが、ダンジョン飯、シリーズ第6弾です。

今回は
第36話 みりん干し
第37話 ハーピー
第38話 キメラ
第39、40話 シェイプシフター1、2
第41話 山姥
第42話 夢魔(ナイトメア)
を収録しています。

それぞれ出てくる料理は
第36話 東のほうの飯(かわはぎのみりん干し、白米、海草、漬物、香辛料)
第38話 ハーピーの卵で作った卵焼き
第40話 5階層の思い出ピラフ、5階層丸ごとピカタ、スイートドライアド 
第41話 墓地でとった茸とオークからもらったチーズリゾット
第42話 夢魔の酒蒸し

明らかに料理の比重が下がっている!! 由々しき事態です。
79ページで、ライオスが
「1日3食しっかり食べて
 睡眠をとってる俺たちのほうがずっと本気だった」
というあたりは、いままでと変わっていないのかな、と思わせてくれる部分ですが、全体としてはどんどん違ってきていますね。

物語も、どうも混迷を深めているというか、今後の展開へ向けての間奏曲のようなものかもしれませんが。

ファリンは、恐ろしい魔物に姿を変えてしまっています。翼も、羽毛も、鱗も持ち、ライオスがすごくかっこいい、という姿に。(ライオスの言葉、感想だと思うんですよね、44、45ページ見開きは)

5巻から続いた間奏曲も、ここでいったん区切りとなったようなので、次巻から始まるであろう新たな展開に期待です。





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ダンジョン飯(5) [コミック 九井諒子]


ダンジョン飯 5巻 (ハルタコミックス)

ダンジョン飯 5巻 (ハルタコミックス)

  • 作者: 九井 諒子
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2017/08/10
  • メディア: コミック




第5弾です!
今回は
第29話 炎竜(レッドドラゴン)7
第30話 良薬
第31話、第32話 シーサーペント 前後編
第33話 ドライアド
第34話 コカトリス
第35話 掃除屋
を収録しています。
第4巻(感想ページへのリンクはこちら)でレッドドラゴンを倒したというのに、第29話のタイトルが炎竜(レッドドラゴン)。あれっと思ったら、せっかく助けたファリンが...
迷宮の主 狂乱の魔術師、って怖ぇーっ。

余談ですが、そういえば、第4巻で調理したレッドドラゴン料理は、ローストレッドドラゴンでしたね。
第1巻(感想ページへのリンクはこちら)を読んだときに予想したレッドドラゴンのステーキではなかった...

余談はおいておいて、それぞれ出てくる料理は
第29話 ドラゴンボンレスハム
第30話 オークの調合薬(これは料理ではありませんね)
第32話 冒険者のための携帯食セット 
第33話 ジャック・オーランタンのポタージュとドライアドのチーズかけ蕾ソテー
第34話 コカトリスのアイスバイン風とドライアドの蕾のザワークラフト風
    付け合わせの石化消し草のグリル
第35話 コカトリスの石焼き親子あんかけ

新たな冒険、というか新たな展開に伴い、ストーリーはうねっていくわけですが、ちょっと方向性が変わっちゃったかな。まあ、マンガも続けば変容していくのはある程度致し方ないですね。
それでも料理は続きます。ちょっと料理のバラエティが減ってきたような気がして心配なんですが。
さておき、ライオスたちに加え、2つのパーティがストーリーに絡んできましたので、どんどんうねてっていくのを楽しんでいくことにしましょう。

<おまけ>
帯に
「生きて帰るまでが冒険だ!!!」
と書いてあって、本屋さんの店頭で笑ってしまいました。


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ダンジョン飯(4) [コミック 九井諒子]


ダンジョン飯 4巻 (ビームコミックス)

ダンジョン飯 4巻 (ビームコミックス)

  • 作者: 九井 諒子
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2017/02/15
  • メディア: コミック




第4弾です!
今回は
第22話 地上にて
第23話から第28話までが、順に炎竜(レッドドラゴン)1~6
となっています。

第22話は、いったんライオスたちから離れ、世界の設定を振り返ります。
そして第23話からは、いよいよ、いよいよ、レッドドラゴン!
いやあ、死闘です、死闘。

で死闘の前に食べる料理が
第23話がレッツ炎竜にカツレツ
カツレツって、こいつら日本人かよっ!!
第24話には
「あっ、なんだかよくわからない言語で罵られている」
なんてシーンもあり、日本人ではなさそうですけどね(笑)。

倒した後は、ファリンの救出、というか復活ですね。
すごいシーン続出ですよ。

で、またも料理。
第28話 ローストレッドドラゴン、タマネギのピザパン、ドラゴンテールスープ

いやあ、よかった、よかった、なんですが、
ラストには力強く
To Be Continued...
炎竜も倒し、ファリンも救い出したので、さて、どんなふうに展開していくのか楽しみです。




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ダンジョン飯(3) [コミック 九井諒子]


ダンジョン飯 3巻 (ビームコミックス)

ダンジョン飯 3巻 (ビームコミックス)

  • 作者: 九井 諒子
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2016/08/12
  • メディア: コミック


<帯惹句>
焼いて食う? 刺身でいく?
巨大クラーケン!!
大きくて強いヤツほど美味いのか!? 魔物食を極めるため、いざ進め!
知られざる魔物の生態と、食への活用法が、いま明かされる!
<裏表紙側帯惹句>
地下4Fは水のフィールド。美味しそうな魔物がいっぱい!
と思いきや、手強い奴らに四苦八苦。どうなるライオス一行!?


第3弾です。!
今回は
第15話 雑炊
第16話 蒲焼き
第17話 木苺
第18話 焼き肉
第19話 テンタクルス
第20話 シチュー
第21話 大ガエル

それぞれの料理は、
第15話 そのへんに落ちてた大麦の雑炊
第16話 ジャイアントクラーケンについてたジャイアント寄生虫の蒲焼き&白焼き
第17話 この話は、マルシルとファリンの魔術学校時代の回想シーンです。
      料理ではなく、文字通り、木苺をそのまま食べます。
第18話 水棲馬(ケルビー)の焼き肉
第19話 テンタクルス(触手生物)の酢和え。
第20話 ウンディーネで煮込んだテンタクルスと水棲馬(ケルビー)のシチュー
第21話 テンタクルスのニョッキ


帯にもありますが、水のフィールド、を舞台にしていても、水産物尽くしではありませんね。
むしろ、水産物は水棲馬(ケルビー)だけかも。
シリーズの展開的には、ファリンを助けに行く間のエピソード、というところでしょうか。
第2巻感想にも書いた通り、キャラクターやそれにまつわるエピソードに焦点が当たっていて、じゃんじゃん料理していく~、という感じではなくなっています。
たとえば、第16話、クラーケンを食ってない!!

1番笑ったのは第15話の1シーン。
ローレライ伝説の様に、歌声で人を引き込んでしまう人魚に対して、ライオスが合わせて歌いだすというところ。
人魚はそれで歌うのをやめてしまう。
チルチャックの解説が秀逸で、
「知らない奴が急に歌を合せてくるって相当な恐怖だぜ」
怪物(人魚)を怖がらせるって、ライオス、お前何者!?

1巻の頃の様に新鮮さを感じなくなってしまっていますが、それでも快調です。第4巻にも期待!!



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ダンジョン飯(2) [コミック 九井諒子]


ダンジョン飯 2巻 (ビームコミックス)

ダンジョン飯 2巻 (ビームコミックス)

  • 作者: 九井 諒子
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2015/08/12
  • メディア: コミック


<帯惹句>
ゴーレムをたおして耕せ
知られざる魔物の生態と、食への活用法が、いま明かされる!


第2弾出ました!
いやあ、楽しみだったんですよ。
今回は
第 8話 キャベツ煮
第 9話 オーク
第10話 おやつ
第11話 ソルベ
第12話 宮廷料理
第13話 塩茹で
第14話 水棲馬(ケルピー)

それぞれの料理は、
第8話 ゴーレム畑の新鮮野菜ランチ
     (丸ごとキャベツ煮+カブのサラダ)
     でも、これ、ゴーレムの背中で野菜を育てている(!) だけで料理は普通の野菜料理ですね。
第9話 盗れたて野菜と丸ごとキャベツ煮 略奪パンとご一緒に
第10話 天然 おいしい宝虫のおやつ
     (宝虫の巣のジャム、コイン虫のせんべい、真珠ムカデの串焼き)
      これは宝物に擬態している(?) 魔物を料理しています。
第11話 厄除け祈願! 除霊ソルベ
第12話 宮廷料理のフルコース
      ただし、絵の中の話です。
第13話 茹でミミック
      ミミックというのは、宝箱に擬態しているカニみたいな魔物ですね。
第14話は食べ物ではなく、水棲馬油石鹸

楽しく読みはしましたが、1巻(このブログの感想のページへのリンクはこちら)と少しテイストが変わってきているように思います。
次々と新種の魔物が出てきて、その調理法を披露していく、というものから、少しずつ登場人物たちのキャラクターに焦点が当たってきているようです。シリーズものとしてやっていくためなので、これは必然ではあるでしょうが、1巻の破天荒さがちょっと懐かしくもあります。


<おまけ>
「便利と安易は違う」(019ページ)なんて哲学的(?)なせりふも出てきて、ちょっと考え込んでしまいました。



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ダンジョン飯 (1) [コミック 九井諒子]


ダンジョン飯 1巻 (ビームコミックス)

ダンジョン飯 1巻 (ビームコミックス)

  • 作者: 九井 諒子
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2015/01/15
  • メディア: コミック


<帯惹句>
ドラゴンも 焼けば美味い!!!
冒険すれば腹は減る。
モンスターを食べて、大迷宮“黄金城”の踏破を目指せ、勇者たちよ!
腹ぺこダンジョンファンタジー、開幕!!


日頃の読書(?) 傾向から大きく外れていることは自覚しておりますが...
本屋で見かけて、どうしても気になって、つい。
こういう印象で買う本って、失敗することも多々あるのですが、これはアタリ。
なんて、ステキに、ばかばかしいのでしょう。

冒頭、いきなり主人公ライオスの妹ファリンがドラゴンにつかまってしまい、助けに行こうとするのが物語の設定ですが、資金がないから、と迷宮内で食料も自給自足、すなわち、魔物を食っていこう、と。
第1話 水炊き
第2話 タルト
第3話 ローストバジリスク
第4話 オムレツ
第5話 かき揚げ
第6話 動く鎧-1-
第7話 動く鎧-2-
って、目次からして、なんだかなぁ、と楽しくなるではありませんか。
ちなみに、バジリスクとは、
「胴は鶏、尾は蛇、その爪と蹴爪には猛毒を持つという、蛇の王バジリスク」
だそうです。

ファンタ―ジーのRPGゲームに出てくるような、魔宮というか魔界の設定で、いかに魔物を食べるか、というがポイントとなってしまうわけで、いやあ、変な切り口、変なことを考えますねぇ。
それぞれの料理には、分量を示したレシピ(?) まで。
第1話 大サソリと歩き茸の水炊き
第2話 人喰い植物のタルト
第3話 ローストバジリスク
第4話 マンドレイクとバジリスクのオムレツ
第5話 マンドレイクのかき揚げと大蝙蝠天
第6話、第7話は 豪華(?)に、動く鎧のドワーフ風炒め、動く鎧の蒸し焼き、動く鎧のスープ、焼き動く鎧
ちなみに、マンドレイクというのは、「土から抜くと悲鳴をあげる。それを聞くと精神異常をきたすか最悪死ぬ」という植物らしいです。

ぼくは内臓系だめだし、魚卵だめだし、あまり匂いの強い野菜もだめだし、きっとダンジョン飯は食べられないと思うんですが、いや、なんだか楽しそう。
適度にばかばかしい、主人公たちのやりとりも、いいですね。

惹句には、「ドラゴンも焼けば美味い!!!」とありますが、そういうシーンはこの第1巻にはありません。
「炎竜(レッドドラゴン)を調理するのは長年の夢だったのだ!」なんてセリフもありますし、クライマックスは、レッドドラゴンのステーキですね、きっと!!
8月に第2巻がでるそうで、楽しみです。






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