海馬が耳から駆けてゆく1 [その他 菅野彰]
<裏表紙あらすじ>
その時、姉弟は遭難しようとしていた。
どうということのない(ように見えた)川で――。
その夏、作者と作者の弟を襲った、人生最大の事件とは……!?
波瀾と爆笑に満ちた愛すべき日常を綴る、菅野彰の大人気エッセイ、ついに文庫化!!
「海馬が耳から駆けてゆく」、「ネイキッド・ソウル」、そして様々な雑誌で書き綴ったショート・エッセイを集めた「雑文」を収録!!
帰省した実家には、読み終わった本がうずたかくしまわれています。
ちょっと探したい本があっても到底見つかりません...
そんな探し物の最中に、別の本を見つけて読みだしてしまうことがあって、今回はこの1冊。菅野彰さんの「海馬が耳から駆けてゆく〈1〉」 。
小説ではなく、エッセイです。
作者は小説家、らしいのですが、ミステリ作家ではないようなので、小説の方は読んだことがありません。
どこかでどなたかが絶賛されていて、当時、本屋では見かけなかったので(あまり見ない出版社なので探し方が悪かっただけかもしれません)、ネットで注文したものです。
今回は再読になるのですが、またまた大爆笑できました。
この本が大きく話題になっていないのが不思議なくらい、大笑いできます。--出版社がマイナーだからかなぁ? Amazon.co.jp では現在品切れみたいだし...
こんなに笑えるエッセイ、そうそうない貴重な作風(?)だと思います。
なので、電車の中とかで読んではいけません。必ず、ひとりきりで周りに知らない人がいないことを確認したうえで、読んでください。
登場する友人たち、月夜野亮、こたにみや、雁須磨子、Nや親族も十分笑わせてくれますが、やはり圧巻は家族。お母様と弟でしょう。すごすぎます。
そもそも楽しいみんなを、作者のリズム感ばっちりの冴えた筆が威力を何倍にもして届けます。
手に取る機会があったら、笑いたい気分のときに、ぜひぜひお読みください。
タグ:菅野彰
2012-08-13 10:57
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