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ベイカー街少年探偵団ジャーナルII アーンズワース城の殺人 [日本の作家 ま行]


ベイカー街少年探偵団ジャーナルII    アーンズワース城の殺人 (角川文庫)

ベイカー街少年探偵団ジャーナルII アーンズワース城の殺人 (角川文庫)

  • 作者: 真瀬 もと
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/10/25
  • メディア: 文庫


<裏表紙あらすじ>
古城に隠された謎を解け! かつて掏摸だったリアムは、名探偵ホームズを目指して少年探偵団で修業中。貧民窟に住むリアムの下に、ウィザフォード伯爵の遣いが現れた。父と伯爵の関係とは? 伯爵の子・エドワードが語る「13年前の殺人事件」とは? 過去の秘密が現在の闇と混じり合い、リアム父子の運命も変えていく。一方、リアムの失踪を探っていた他のメンバーは、あの“教授”の陰謀へと近付いていく……。


「ベイカー街少年探偵団ジャーナルI キューピッドの涙盗難事件」 (角川文庫) (感想ページへのリンクはこちら)に続くパスティーシュ・シリーズ第2弾。
第1巻同様、軽妙に読み終わりました、と言いたいところなのですが、なんだか読みづらかったです。何が原因か、よくわかりません。
シリーズ的には読みどころ満載です。
第1巻で怪しげな雰囲気を醸していた美貌の黒衣の少年エドワードとその従者で異国の若者ヴァレンタインのお城へ、リアムが乗り込みます(?)。
アイルランド問題も絡みますし、広い社会的背景を抱えた作品だということがわかります。
また、リアムの父マイケル・マッギャンと、エドワードの父であるウィザフォード伯爵の意外な(?)つながりとか、13年前の事件でのエドワードの母の謎めいた死とか、かけ離れた境遇の登場人物を、緊密に結びつけるプロットも複雑にできています。
お約束といいたくなるくらいの、いわくつきの宝石、黒い薔薇、も楽しい。
こうして振り返っても、読みづらかった理由、やはりわからない。

次の「ベイカー街少年探偵団ジャーナルIII 死を招く薔薇の怪事件」 (角川文庫)でシリーズ完結のようなので、楽しみにしています。


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