ブラックハット [映画]
映画のHP(リンクはこちら)からあらすじを引用します。
ネットワーク不法侵入者(ブラックハット)によって、香港の原子炉は爆破され、アメリカの金融市場も大打撃を受けるが、アメリカ・中国の合同捜査チームは事件解決の糸口をつかむことができずにいた。
一縷の望みを託され、捜査協力を要請されたのは、ハッキングの罪で投獄中の天才プログラマー、ハサウェイ(クリス・ヘムズワース)だった。実は犯人が使用しているシステムは、彼がかつて開発したプログラムを応用したものだったのだ。世界を脅かす凶悪犯の動きを制止するため、ハサウェイは合同捜査チームと共に、シカゴから香港、マレーシア、ジャカルタと、世界を股に掛けた追跡劇が始まる--
ブラックハット‥‥コンピューターやネットワークへ攻撃を仕掛けるハッカー
コンピューターを利用した犯罪を追うのに、アウトロー的な人物を使う、というストーリー、もう陳腐としかいいようのないくらい氾濫していますね。
しかもこの作品の場合、凄腕のハッカーでないとつきとめられないような感じでもないんですよね。不思議。これだったら、普通の捜査チームで解決できそう。
ハッカーで、収監されているけど、肉体派=タフガイという設定や、中国とアメリカの捜査当局が協力する背景(?)に男の友情がある、というのも、マイケル・マンらしいといえばらしいんだけど、少し食傷気味かも。
サイバースペースの描写も、うーん、ありきたり。ありきたりなのに、冒頭からちょっと長めで、少しこの部分退屈。
でも、この映画つまらなかったかというと、意外とそうでもなくて、基本的なストーリー展開は陳腐そのものなんですが、主人公をとりまく登場人物たちに絡む展開が、なかなか意表を突くというか、こちらが想定したハリウッド映画らしさとは違う展開を見せてくれて、楽しんでしまいました。
クライマックスのジャカルタのシーンも無茶苦茶だし、ラストもこれで終わっちゃっていいのかい? と言いたくなるような着地ではありますが、うん、たまにはいいんです、こういう映画があっても。
しかし、原発を狙う犯行って、観ていて複雑な気分になりますね。大惨事になっていると思われるのに、わりとみんな平気な感じで行動しているような...
さておき、細かいところは気にせず、娯楽作品としてさらっと見るのが吉、という作品です。
原題:BLACKHAT
製作年:2014年
製作国:アメリカ
おはようございます。
訪問&nice有り難うございます。
by 逆襲のXPERIA (2015-05-25 06:45)