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ターミネーター ジェネシス [映画]

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映画のHP(リンクはこちら)からあらすじを引用します。

《絶対に守る》とプログラムされたターミネーター 人工知能に〈心〉はあるのか? そして、人類の救世主になれるのか--?
自我に目覚めた人工知能〈ジェネシス〉が起草すれば、人類は滅亡する、その"審判の日"が目前に迫っていた。
〈人類の未来〉を取り戻すには、何者かによって〈書き換えられた過去〉に戻って戦うしかない。
運命の鍵を握るのは女戦士サラ・コナーと、〈絶対に彼女を守る〉ことをプログラムされたT-800ターミネーター。
人類滅亡のカウントダウンが迫るなか、T-800ターミネーターはサラを守り抜き“審判の日”を止めることが出来るのか。
ふたりの前に立ちはだかる人間でも機械でもない第3の存在-最新最驚のT-3000ターミネーターの正体は?
未来を取り戻すための、〈時空を超えた〉ふたりの戦いの行方は? そして、人類の救世主は一体誰なのか?

いつも引用するシネマ・トゥデイから、チェック欄を引いておきます。

チェック:大ヒットシリーズ『ターミネーター』に、『ターミネーター3』以来となるアーノルド・シュワルツェネッガーが戻ってきたSFアクション大作。将来人類反乱軍を率いることになる男の母親を闇に葬るため、未来から送り込まれた殺りくマシンことターミネーターと、同型の古いターミネーターの直接対決を描く。監督は『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』などのアラン・テイラー。およそ12年ぶりに本シリーズに復帰したシュワルツェネッガーの熱演はもとより、新たな展開に息をのむ。


ターミネーターシリーズも好きな映画なので、シュワルツェネッガーも復帰しますし、期待していたのですが、これはちょっと裏切られましたね。
この映画単体だけを見ると、そこそこ面白い映画ですし、見て損はないと思います。
ただ、シリーズを見てきた人は、複雑な気分になるのではなかろうかと、そんなことを考えました。

シリーズ第1作、第2作の監督・脚本のジェイムズ・キャメロンがポスターにも「期待を遥かに超える大どんでん返し。必見の作品だ!」というコメントを出したりしていますが、実際はどうなんでしょうね?
宣伝映像では「新たな命が吹き込まれたシリーズの“ルネッサンスだ”」「本作は私にとって「ターミネーター」の3作目だ」なんてコメントもありました。

タイムトラベルものらしく、過去をいじると未来が変わる、ということで、いままでのシリーズで見せられてきたのとは別の過去・未来が起こっているパラレルワールド的世界観の中で物語は進行します。
シリーズ第1作と同じ1984年へタイムスリップするのでわくわくするし、シュワルツェネッガー対シュワルツェネッガーの闘いも、来た来たーって感じです。
旧型ターミネーターT-800は、時間が経つと老けていく、というおまぬけな設定(シリーズ前作まで、そういう気配ありましたか?)になっていて、若きシュワルツェネッガー対老けたシュワルツェネッガーの対決となっています。
過去へ飛んだカイル・リースが、女戦士になっていたサラに助けられる冒頭で、おやっと思わせてくれます。ただ、実世界の年月が経っているのでやむを得ないのですが、サラを演じる女優が変わっているので、登場する瞬間には見ているこちらにサラだと認識できないのがちと残念。

そして、スカイネットが起動するのを阻止するために、1984年から未来へタイムスリップ。
ここまではいい。だけど、ここからがいけません。
ここで出てくる敵役が、無理。これはやっちゃいかんでしょう。「新たな展開に息をのむ」というよりは、激しい失望感。
アクションに次ぐアクションは迫力あるけれど、シリーズを根底から破壊しちゃったような気がしました。


<蛇足>
そもそも、タイムトラベルするための機械の設定から考えると、T-800もT-3000もタイムトラベルするのは無理なんじゃないですか?
あと、続編作る気満々のラストもなんだかなぁ。いや、作られたら絶対観に行っちゃうんですけど。


原題:TERMINATOR: GENISYS
製作年:2015年
製作国:アメリカ


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