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ミステリと言う勿れ (6) [コミック 田村由美]


ミステリと言う勿れ (6) (フラワーコミックスアルファ)

ミステリと言う勿れ (6) (フラワーコミックスアルファ)

  • 作者: 田村 由美
  • 出版社/メーカー: 小学館サービス
  • 発売日: 2020/02/10
  • メディア: コミック

<カバー裏あらすじ>
過去の事件に繋がりがある可能性に気づいた整(ととのう)。
彼は、病院で知り合った少女・ライカに相談するが、なぜか彼女と一緒に初詣に出かけることに……
そして、横浜で起きた連続女性殺人事件を追うある人物が…… 新展開の第6巻。


シリーズ6冊目です。
「ミステリと言う勿れ」 (6) (フラワーコミックスアルファ)

episode9 デートならぬ遠出(トーデ)
episode2.5 骨の在処はまだ
episode2.5-2 開かぬ箱
episode2.5-3 帳は幾重にも
を収録しています。

episode9の冒頭、整がサラツヤ髪にあこがれて、通販でストレートアイロンを買うエピソードがあって笑ってしまいました。笑ってごめんね。
以前のエピソードからちらほら出てきている、星座のマークが入ったアクセサリーを整が話題に出しますが、まだまだ後まで続くようで、ここで解釈が示されるわけではありません。

整はライカと初詣に行くことになるのですが、その待ち合わせ時間が、3時!。
初詣の時間設定って、こうですか?
日付(年)が変わる前に待ち合わせて新年を一緒に迎えて初詣、ではないのでしょうか??
あるいは、日もすっかり改まって、1月1日の朝とか昼とかでは??

で、そんな時間の初詣の帰りにふらりと寄った焼肉屋(!)での出来事を描いています。
──ちなみに、この焼肉屋さんメニューに和牛ユッケがあります。ユッケがあるお店、珍しいですよね。
焼肉屋さんで感じる違和感を解いていきます。
整もライカも焼肉屋に行ったことがなかったという設定で、この設定はちょっとズルいかな、と感じましたが、するすると流れるように組み立てられていてよかったです。
このあとも、整とライカはデート(ではない遠出だとしてはいますけど)に行くことになったようですし、ある意味、めでたし、めでたし。

続くのが、episode2.5 と数字が変なのがポイントですね。
「ミステリと言う勿れ」 (1) (2) (フラワーコミックスアルファ)に収録されている episode2 会話する犯人 に続くストーリーとなっていまして、主要人物は我路。
なんと整は出てきません──最後に名前だけちょこっと。我路は整にアクセサリーの謎を解いて欲しいのですね。
事件は、横浜で起きた連続女性通り魔事件。
ミステリでいうところのミッシング・リンクを扱っているのですが、犯人像と合わせてちょっと今一かなと思ってしまうのはミステリファンの悪い癖。
そこよりも ”星座のマークが入ったアクセサリー” の謎を解きほぐす一端が見えだしているのがポイントですよね。

整、我路を含めた大きなストーリーになりそうで、期待します。

作中で、香川県粟島にある「漂流郵便局」が登場します。
受け取る人のいない手紙を出せる場所。
亡くなった人や過去・未来の自分にあてて手紙を出せる。それは誰でも自由に閲覧できる、という。
あとがきのような「たむたむたいむ」でも紹介されているので、実在なのですね。
なんだか不思議な場所のようですね。
行ってみたいような、行ってみたくないような。



<蛇足>
「ライカさんは何座ですか?」
と11ページで整に聞かれた答えが
「座……」
こういう会話になりますか??? 不思議です。相手の言葉を繰り返すにしても、「何座……」あるいは「星座……」となる気がします。座......
しかもそのあとに続く会話が
「それはやはり出てきた日で決まるんだろうな?」
「受精卵になった日とかイヤでしょ」
なんという会話だ!!






タグ:田村由美
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