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名探偵コナン (9) [コミック 青山剛昌]


名探偵コナン (9) (少年サンデーコミックス)

名探偵コナン (9) (少年サンデーコミックス)

  • 作者: 青山 剛昌
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1996/01/18
  • メディア: コミック

<カバー裏あらすじ>
高校生探偵として名を馳せたオレなのに今はなぜか小学生に逆もどり…ガキと一緒に遊んでいたら女の子が一人行方不明!! のんびり温泉と思ったら今度は殺人事件が発生だ ちょっとはオレも休みたい、だって小学生なんだから!!


感想を書くのをしばらくさぼってしまいました。

名探偵コナン第9巻です。

FILE.1 危ないかくれんぼ
FILE.2 声を追え!!
FILE.3 えっ! 本当!?
FILE.4 小五郎の同窓会
FILE.5 意外なヒント
FILE.6 弁慶の仁王立ち
FILE.7 花婿選び
FILE.8 忍び寄る影
FILE.9 死体がもうひとつ…
FILE.10 無差別殺人!?
の10話収録。

FILE.1~3は、かくれんぼをして遊んでいた女の子がいなくなるという事件。
止めてあった車のトランクに隠れていたのだが、どうやらその車は少女連続誘拐殺人事件の犯人のようで......博士にもらったスケボーで追跡を試みるコナンたち、とサスペンスたっぷり。
これはさすがにコナンたちの手に余るよなぁ、と思っていたら急転直下の展開。
最後までハラハラさせてくれましたね。

FILE.4~7は、米花大学柔道部の同窓会ということで、毛利小五郎と一緒に栃木県の温泉旅館を訪れたコナンたちが出くわす殺人事件。 
毛利探偵の大学時代の同級生たちのなかに犯人がいる、という構図です。
だから、なのかどうかはわかりませんが、コナンにヒントをもらうとはいえ、毛利探偵が謎解きをするのが見事! 
しかも FILE.5 のタイトルである ”弁慶の仁王立ち” というのがそのヒントの一つで、このヒント極めてわかりにくいヒントであるのに正解に辿り着いているのですから、毛利探偵もかなりのもの。あれ? 名探偵なんじゃ?

FILE.8~10は、四井グループ会長の一人娘の誕生パーティに招かれた毛利小五郎たちが巻き込まれる殺人事件。解決は次巻「名探偵コナン (10) 」(少年サンデーコミックス)に持ち越されていますので、感想はそのときに。


裏表紙側のカバー見返しにある青山剛昌の名探偵図鑑、この9巻はフィリップ・マーロウ。
青山さんのオススメは「長い別れ」。
田口俊樹による新訳「長い別れ」 (創元推理文庫)が出たのは2022年ですから、ここは清水俊二訳の「長いお別れ」 (ハヤカワ・ミステリ文庫)とすべきミスでしょうね......
この第9巻は奥付でみると1996年2月ですから。

カバー見返しの作者のことば欄に
「コナンのアニメついにスタート!」
と書いてあって、テレビアニメがスタートしたのが1996年なんですね。
いまや国民的アニメになっていますから、なんだか感慨深いですね。


<2024.2.17追記>
File5、File6 が間違っていました。訂正しました。

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