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シャーロッキアン! 3 [コミック]

シャーロッキアン!(3) (アクションコミックス)

シャーロッキアン!(3) (アクションコミックス)

  • 作者: 池田 邦彦
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2012/04/28
  • メディア: コミック


<裏表紙あらすじ>
堅物の車教授と、活発な女子大生・愛里がバディとなってさまざまな悩める市井の人びとのために力を合わせて謎に挑む!
読めば気分爽快!のあざやかな推理の数々と、じんわりと胸が暖まる、誠実な優しい目線で描かれる人間ドラマ、そして若きライバル是方の登場で二人の関係に変化が…?
ミステリーとしても大人の恋愛物語としても楽しめる大ヒットシリーズ。

コミックで、シリーズ第3弾です。第2巻からさほど間を開けずに出版されました。
裏表紙のあらすじ、第2巻とほとんど同じです。第2段落の、「そして」以下の1行以外はみーんな同じ。ま、そりゃそうですけどね。
第2巻の感想で、このシリーズはやっぱりハートウォーミングな方向での展開が強くなっていくんでしょうね、と書きましたが、予言的中。
この第3巻では、もっぱら車教授と愛里、そして是方くんの3人の人間関係がメインになっています。
表紙見返しの作者の言葉に、「この作品は『シャーロック・ホームズ』を題材とした日常ミステリであり、また大人の恋物語でもあるわけですが」と書かれています。正典のなかの謎を解く部分はともかく、作者のいう「日常ミステリ」=周りの人をめぐる事件については、たいしたことがなく、やはりホームズの焼き直しの印象が強く、そういう興味で読むことはおすすめできません。
主人公をめぐる人間関係のほうも、大人の恋物語、というにはちょっと物足りないかな、というところ。
それでも、ホームズ正典があれこれといろいろなことに絡めて出てくるのはとてもおもしろくて、ミステリ好きにはためにもなります。
第3巻メインの車教授と愛里、そして是方くんの3人の人間関係も、大方の予想通りの着地を見せますが、このあと第4巻って、ないんじゃないかな、なんて思いながら読んでいたら、巻末に続きが予告されていました!
一回死んでも、読者の期待に応えてよみがえってくるのがシャーロック・ホームズ。シャーロッキアンだって同じですよね。主役の人間関係も一段落することですし、「謎」に焦点を当てたシリーズの今後に期待します!

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