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GOSICK V-ゴシック・ベルゼブブの頭蓋- [日本の作家 桜庭一樹]

GOSICK  V-ゴシック・ベルゼブブの頭蓋- (角川文庫)

GOSICK V-ゴシック・ベルゼブブの頭蓋- (角川文庫)

  • 作者: 桜庭 一樹
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2010/07/24
  • メディア: 文庫

<裏表紙あらすじ>
<君は、わたしを捜せないかね……?> あの日の囁きが予告であったかのように、突然学園から消えたヴィクトリカ。
遠くリトアニアの修道院“ベルゼブブの頭蓋”に幽閉され、ゆっくりと弱ってゆく彼女を救うため、一弥はひとり旅立った。豪華列車で出会った奇妙な客たち、遠い戦争の記憶。謎の夜会“ファンタスマゴリア”の血塗られたショー。かつてこの地で何が起こったのか。そして、一弥とヴィクトリカの運命は――。


GOSICK ―ゴシック―
GOSICK II ―ゴシック・その罪は名もなき―
GOSICK III ―ゴシック・青い薔薇の下で―
GOSICK IV ―ゴシック・愚者を代弁せよ―
GOSICK V -ゴシック・ベルゼブブの頭蓋-
GOSICK VI ―ゴシック・仮面舞踏会の夜―
GOSICK VII ―ゴシック・薔薇色の人生―
GOSICK VIII 上 ―ゴシック・神々の黄昏―
GOSICK VIII 下 ―ゴシック・神々の黄昏― (いずれも角川文庫)
と、(番外編を除いて) 8作でシリーズは完結していますが、こちらの読書はいまのところ5作目。
作品ごとに謎はありますが、なんといっても、ヴィクトリカと久城一弥のボーイ・ミーツ・ガール物語ですよね、このシリーズは。ヴィクトリカの曲者ぶりと比べると、一弥はあまりにも素直というか従順というかまっずぐというか。1924年という時代設定を考えると第二次世界大戦前の日本男児って、こんな感じだったんですかねえ。まっすぐ過ぎて、融通が効かないところなんて、いかにもありそうですけどね。
一方のヴィクトリカの変わりっぷりが、シリーズを通しての最大の謎というかポイントになっているのでしょうが、こちらも巻を追うごとに徐々に明らかになってきていて、この5巻ではついにお父さん、ブロワ侯爵登場。いやいや、想像通りのいやな奴で(物語的に)よかったです。だんだんシリーズも加速をつけてラストめがけて突き進んでいるようです。
それにしてもプロローグで描かれている落下させるマリアのエピソードのトリックは、さまざまな構成要素の位置関係を考えると、壮大ではあっても無理なんじゃないですかね? 有効にワークするとは思えないのですが...
ところで、このシリーズアニメ化されているんですよね。びっくりです。この「GOSICK V -ゴシック・ベルゼブブの頭蓋-」 なんてどうやって絵にしたんだろ、と思うところがありますが...(読んだ人だけニヤリとしてください)
折り返し地点を越えたので、第8作まで着実に読み進んでいきたいです。
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