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月の骨 [海外の作家 か行]


月の骨 (創元推理文庫)

月の骨 (創元推理文庫)

  • 作者: ジョナサン・キャロル
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1989/08
  • メディア: 文庫


<裏表紙あらすじ>
あたしはとっても幸せ。この世でいちばんすてきな旦那さまがいるし、おなかには二人の赤ちゃんも。でも最近、変な夢を見はじめた。ロンデュア、これが夢の世界の名前。あたしとあたしの息子のペプシ(!?) は、五本の月の骨を探すためにその世界に帰ってきたのだ。やがて夢が現実に、そして現実が夢に少しずつ忍びこみはじめたとき……衝撃の傑作!

ダークファンタジーです。
ジョナサン・キャロルといえば、やはり「死者の書」 (創元推理文庫)の印象が強いですね。
本書「月の骨」「死者の書」 につづく邦訳第2作(原書の発行順としては第3作)で、月の骨シリーズ(ロンデュア・シリーズ)の第1作です。
「死者の書」 を読んで感動し、すぐ本書「月の骨」を買ったのですが、ずーっと積読。
今回、Amazon.co.jp から書影をリンクしていますが、手元にある読んだ本は1989年8月の初版で、カバーが違う絵です。あまりに古い本なので、裏表紙にバーコードがありません!
現実と夢の世界が交互に語られていくわけですが、この独特の世界観に浸れるかどうかで、感想が分かれるのでしょうね。
なにがどう、というわけではないのですが、どことなく不安な気分にさせられ、どことなくサスペンスを感じます。
「死者の書」 ほどの衝撃はありませんでしたが、着地もぴたり、という印象です。
シリーズはこのあと、
「炎の眠り」 (創元推理文庫)
「空に浮かぶ子供」 (創元推理文庫)
「犬博物館の外で」 (創元推理文庫)
「沈黙のあと」 (創元推理文庫)
「天使の牙から」 (創元推理文庫)
と続いて刊行されているのですが、新刊書店では、今、ほとんど手に入らないようですね。あまりにも長く積読にしすぎました(苦笑)。でも、ジョナサン・キャロルの本が品切れなんて!

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