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QED ~flumen~ 九段坂の春 [日本の作家 高田崇史]


QED ~flumen~ 九段坂の春 (講談社文庫)

QED ~flumen~ 九段坂の春 (講談社文庫)

  • 作者: 高田 崇史
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/04/15
  • メディア: 文庫


<裏表紙あらすじ>
桜の木の下で、花びらを握り締めた男の死体が発見された。中学生の桑原崇が想いを寄せる、女教師・五十嵐弥生は事件に関係があるのか?  崇の淡い失恋、棚旗奈々のファーストキス……小松崎、御名形らの学生時代が綴られ、いつしか複雑な糸は、1本の美しい「縁」となる。切なくも眩しい、QED青春編!

QEDシリーズの番外編ではあるのですが、「QED 諏訪の神霊」 (講談社文庫)を先に読んでしまったので、あわてて(?)読みました。
この「QED ~flumen~ 九段坂の春」は、QEDシリーズの登場人物たちの若いころを描いた短編集で、「QED 諏訪の神霊」 (ブログの感想はこちら)と共通する登場人物もいます。ストーリー上に影響はないのでどちらを先に読んでも問題がないのですが、出版の順番通りに先に読んでおきたかったかな。いや、ひょっとしたら出版とは逆に読んで正解だったのかな?
「九段坂の春」
「北鎌倉の夏」
「浅草寺の秋」
「那智瀧の冬」
と季節をあしらった4作が収録されています。
シリーズ本編の諸作ほどではありませんが、いずれにも歴史や古典の謎と、現代の謎が扱われていて、本編のミニチュア版といった趣です。
謎の大きさ、深さが物足りないという方もいるとは思いますが、レギュラー陣の若かりし頃を描く、というテーマに沿って、それぞれの人物の身の丈にあった、あるいはそれぞれの置かれたシチュエーションに合った謎が配置されているので、このレベルでよいのだ、と思いました。
しかし、まあ、高田崇史というのは(登場人物に)意地悪な作家ですねぇ。どういうことかは、読んでお確かめください(笑)。
タグ:QED 高田崇史
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コメント 2

まっきー☆

確かめるまでに時間がかかりそうですが(苦笑)、楽しみにします!!
by まっきー☆ (2013-01-24 19:37) 

31

まっきー☆さん、ありがとうございます。
ぜひ、ぜひ、楽しみに読んでください!
by 31 (2013-01-26 20:39) 

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