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C.M.B.森羅博物館の事件目録(8) [コミック 加藤元浩]


C.M.B.森羅博物館の事件目録(8) (講談社コミックス月刊マガジン)

C.M.B.森羅博物館の事件目録(8) (講談社コミックス月刊マガジン)

  • 作者: 加藤 元浩
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/06/17
  • メディア: コミック



この第8巻は、
「1億3千万人の被害者」
「メテオライト」
「櫛野村奇譚」
「牡山羊の像」
の4話収録です。

「1億3千万人の被害者」は、1億2千万人じゃないんですね。
郷ひろみの歌は「2億4千万の瞳」なので、日本の人口はおおよそ1億2千万というのが普通かと思い込んでいました。
総務省統計局の人口推計でみると、日本の人口は2014年3月1日現在の確定値で1億2713万6千人。1億2千万人というよりは、1億3千万人という方が近いのですね。ふーん、なるほど。
非常に重い内容を含んだ作品で、同じようなアイデアの作品はこれまで多数書かれていますが、この「被害者」という切り口は新しいように思いました。一方で肝心要の「被害者」というロジックはちょっと苦しいというか、無理筋のように思えて残念でした。
「メテオライト」は、カザフスタンがロシアに貸与しているバイコヌール宇宙基地の土地に落ちた隕石の所有権は両国のどちらにあるのか、という話で、うーん、スケールがでかい!
「櫛野村奇譚」には超常現象が出てきます、というより、森羅たちがスキー場で遭難(?) して過去の櫛野村にスリップしてしまいます。ちょっとわかりやすすぎるのが難点ですが、いいお話にまとまっていると思いました。
「牡山羊の像」は森羅博物館の模様替えのさなか、展示品の「牡山羊の像」が狙われる話です。闇市場(ブラックマーケット)の魔女マウ・スガール再登場シーンがかっこいい。
「この貸しは今度きっちり返してもらうからね♪」というセリフが今後に期待させますね。

ところで、この表紙イラストの森羅、ちょっと森羅っぽくないなぁ。こういうイメージじゃないんですが...


タグ:CMB 加藤元浩
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