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ヴィジット [映画]

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今日11月1日は、1日ということで、映画が1,100円でした。
映画のHP(リンクはこちら)からあらすじを引用します。

人里離れた祖母の家へ
休暇を利用して祖父母の待つペンシルバニア州メイソンビルへと出発した姉弟。
都会の喧騒から離れて、田舎での楽しい1週間を過ごす予定だった
-その時までは。
奇妙な「3つの約束」とは?
優しい祖父と、料理上手な祖母に暖かく迎え入れられ、母親の実家へと到着した2人。
しかし出会えた喜びも束の間、就寝時、完璧な時間を過ごすためと、奇妙な「3つの約束」が伝えられる。
この家は、何かがおかしい
夜9時半を過ぎ、異様な気配で目が覚める2人。
部屋の外から聞こえるただ事ではない物音に恐怖を覚えた彼らは、絶対に開けてはいけないと言われた部屋のドアを開けてしまう。
そこで2人が目にしたものとは--?


このあらすじ、ちょっと違う気がします。

いつものシネマ・トゥデイをみてみると

ストーリー:休暇を過ごすため田舎にある母方の祖父母の家を訪れた姉弟は、優しく穏やかな二人に歓迎されるが、三つの奇妙な約束を伝えられる。楽しい時間を過ごす、好きなものは遠慮なく食べる、そして夜9時半以降は部屋から出てはいけないという内容だった。しかし、夜に変な気配を察知し起きてしまった姉弟は、恐怖のあまり約束を破ってドアを開けてしまい……。


こちらも同じテイストですね。

まずなにより、3つの約束、というのが違和感あり。
祖父母の家に着いて、3つの約束としてまとめて伝えられたわけではなかったと思います。
だいたい、最初の二つ、楽しい時間を過ごす、とか、(孫が)好きなものは食べる、なんて約束ごとではないでしょう。普通ですよ、普通。
三つ目の「夜9時半以降は部屋から出てはいけない」だけは、いかにも、という感じですが、これも夜にドアを開けてしまってから、おじいちゃんから言われたこと、なんですよね、映画のなかでは。

いやいや、とはいえ、あらすじなんか問題じゃないんです。
近年稀に見る、つまらない映画でした。
ここまでつまらない映画は久しぶり? 
映画館を出たときに、まわりにいた(見知らぬ)人たちの会話がおもしろかったです。
おそらくは、この映画を観ようといった人が、ついてきた人に向って言っていたのだろうと思いますが、
「本当にすみません。ここまでダメな映画とは。ほめるところがどこにもない」
いや、本当に。

なにより、アイデアが全然だめですね。
衝撃の結末、とやらも、わかりやす過ぎる伏線(?) で相当早い段階でモロバレで、「まさか××ってオチじゃないよなぁ。それだと映画になんないよなぁ」と思っていた通りの着地。映画になんないアイデアで映画を作ったら、そりゃあ、おもしろくないですよね。
(ちなみに、このアイデア通りのことが起こったら、実際の話の展開はこうはならないですね、絶対に。もっとはやく周りが動き出すはずです)

いまどき「自撮り記録映像」なんて目新しくもないし、「自撮りである」ことがなんの特徴にもなっていません。
幼い姉弟の出すユーモラスな部分も怖いシーンとの対比がうまくいってなくてすべっています。
なにより幼い子供から見た世界、という雰囲気があまりない。大人から見れば普通でも、子どもには異様な世界に見える、というような切り口でもあれば、救われたでしょうに。

あと、個人的に嫌だったのは、夜が主要な時間帯になるので、画面が暗い...
もちろん、闇、というのはとても怖い要素なんですが、主人公たちに何が起こっているのか、観客にもよくわからないようでは、だめなんじゃないかなぁ。目がよくないもので、余計わかりづらかったですねぇ。クライマックスのシーンなんか、ほとんど想像の世界でしたよ(苦笑)。

いや、料金割引の日でよかったです。正規料金とかで観てたら、たまんないなー。



原題:The Visit
製作年:2015年
製作国:アメリカ
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