SSブログ

キングスマン [映画]

キングスマン T0020178p.jpg

映画の感想を続けます。
いつものシネマ・トゥデイから、チェック欄とあらすじを引用します。

チェック:『英国王のスピーチ』などのオスカー俳優コリン・ファースを主演に迎え、『キック・アス』などのマシュー・ヴォーン監督がメガホンを取って放つ痛快スパイアクション。世界を股に掛けて秘密裏に活躍するスパイ機関所属の主人公が、最強の敵相手に奮闘する姿が描かれる。『サイダーハウス・ルール』などのマイケル・ケインや、『パルプ・フィクション』などのサミュエル・L・ジャクソンらが共演。エレガントな小道具やウイットに富んだ会話はもとより、切れ味のいい怒とうのアクションに見ほれる。

ストーリー:ロンドンにある高級スーツ店「キングスマン」は、実はいかなる国の干渉も受けない屈指のエリートスパイ集団だった。ブリティッシュスーツを小粋に着こなす紳士ハリー(コリン・ファース)もその一人で、日々極秘任務の遂行に務めていた。そんなある日、仲間が何者かに暗殺され、彼は街で不良少年エグジー(タロン・エガートン)をスカウトする。


古き良きイメージの英国紳士が、凄腕スパイ。
傘や靴といった、英国紳士にふさわしい小道具がスパイ用品と化すのも定番中の定番で、わくわくできます。
うん、いいではありませんか。
余裕のあるスパイ、というのはなんとなく矛盾しているようですが、どこかしら優雅な雰囲気漂う、クラシカルなスパイ映画の趣です。
国家に属さないスパイ集団...なんじゃ、それ!? という設定からして「真面目にふざけている」いい映画でした。いわゆる、ノブレス・オブリージ(noblesse oblige)というやつでしょうか。
ロンドンのサヴィル・ロウに店を構える仕立て屋が、そのスパイ組織の拠点、というのもファンシーです。

「プリティ・ウーマン」も「ニキータ」もわからないけど、「マイ・フェア・レディ」はわかる、とか、犬にJBと名付けた由来が、「ジェームズ・ボンド」でも「ジェイソン・ボーン」でもなく「ジャック・バウアー」だったとか、小ネタにも満足しちゃいました。

どぎつくなりそうな大量殺戮場面も、どぎついことはどぎついものの、さらっと処理されていますし、「威風堂々」(Pomp and Circumstance)が流れるシーンではおもわず不謹慎ながら笑ってしまいました。
ラストのお色気シーン(?) は気が効いているなぁ、と思っただけに、途中でもう少しお色気シーンがあってもよかったのではと、ないものねだりもしてみましたが、全体的に大人の息抜き映画としてとてもいい作品だったなぁ、と思いました。



原題:KINGSMAN:THE SECRET SERVICE
製作年:2014年
製作国:イギリス

nice!(17)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 17

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0