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C.M.B.森羅博物館の事件目録(45) [コミック 加藤元浩]


C.M.B.森羅博物館の事件目録(44) (講談社コミックス月刊マガジン)

C.M.B.森羅博物館の事件目録(44) (講談社コミックス月刊マガジン)

  • 作者: 加藤 元浩
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2020/06/17
  • メディア: コミック

<裏側帯あらすじ>
知の象徴である“C” “M” “B” 3つの指輪を巡る殺人事件を解決し、指輪の主としての役目を果たした榊森羅。
その後、森羅とその相棒・立樹は別々の道を歩み出していた──。
数多の事件を解決してきた2人の物語、遂に完結!! 《「大団円」他1編を収録!》


シリーズ第45巻にして最終巻です。「C.M.B.森羅博物館の事件目録(45)」 (講談社コミックス月刊マガジン)
帯に
堂々完結!!
と大きく書かれています。

この第45巻には、
「大団円」
「ロマノフ王朝の秘宝」
の2つのエピソードが収録されています。

「大団円」は前巻「C.M.B.森羅博物館の事件目録(44)」 (講談社コミックス月刊マガジン)で描かれた「C.M.B.殺人事件」の後始末。
前巻で暗躍した、あの憎たらしい大英博物館の女性理事がまだ森羅に戦いを仕掛けてきます。

「ロマノフ王朝の秘宝」では、七瀬立樹は23歳になっていて、イギリスでアンティーク修復士となっています。
100年前に書かれた日記の記述をもとにロマノフ家の秘宝をさがす、という物語で、殺人事件も起こります。シベリア鉄道内の殺人とかそそるのですが、ちょっと無理がありそう。
七瀬に協力するハークスキーアジア研究所のサラン・カーキス研究員という青年が怪しそうに見えるのですが、そうなるとかえって読者には怪しくなくなってしまいますね。
でも事件の真相よりも気になるのは......
当然森羅が出てこないといけないのですが、さていつ出てくるか、いつ出てくるか。そしてどういう形で出てくるか。
ちょっと予想通りの展開になりましたが、なかなかいい感じでした──七瀬、気づけよ、もっと早く。

それにしても、これまで森羅の設定はみなさんご承知のとおり、とても幼くしてあったのですが、このラストを展望していたのでしょうか? すごい構想ですよね。

なんにせよ、ラストにヒヒ丸が出てきて本当によかった(笑)。
シリーズを締めくくるのにふさわしい人物(人ではないけど)ですよね!



タグ:CMB 加藤元浩
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