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秘密 トップ・シークレット (11) [コミック 清水玲子]


秘密 11―トップ・シークレット (ジェッツコミックス)

秘密 11―トップ・シークレット (ジェッツコミックス)

  • 作者: 清水 玲子
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2012/10/29
  • メディア: コミック



2012年10月に出たコミックです(奥付は2012年11月になっていますが)。
「秘密 12―トップ・シークレット」 (ジェッツコミックス)が同時発売でした。一気に完結したわけですね。
この第11巻は「秘密 トップ・シークレット 2010 END GAME」の続きが収録されています。
新装版が今年出ています。

衝撃的なオープニングです。
いわく、
「本日7月6日午前1時すぎ警備員一名に対する傷害及び『第九』のレベル5 『データ九〇二〇五四』 レベル4 『データ九〇二〇五九』の無許可持出し強奪の容疑で
同日午前6時 「第九」研究室 室長 薪剛警視正に対し本部内手配の決定が下った!」
しかも、
「拳銃を所持している被疑者に対し 拳銃の使用を認める決定が先程出た」
と。

薪、青木、岡部、山本その他の第九の面々と怪しい滝沢。そして三好雪子先生。
シリーズの主だった面々がそれぞれきちんと登場し、きちんと見せ場(?) があります。すごい。
怒涛のクライマックスへ向けて、ずんずん。
シリーズ全体を覆っていた“秘密”がいったいなんだったのかが明かされますが、そして薪にずっとまとわりついていた過去に秘められた秘密も明かされますが、最初からこういう構想でこの物語は書かれていたんでしょうか? すごーく大きな絵にしあがっています。
それにしても、青木、やっぱりかわいそうですよねぇ。

この11巻のラストは、薪と青木が対峙して終わりますが、さて最終巻ではどんな結末が待っているのでしょう??

余談ではありますが、薪が潜んでいる(?)、 いや、向かっている場所がポイントとなる部分があるのですが、読み返して気づきましたが、作者は非常にフェアに書いていらっしゃいますね。
読者は気づいていてしかるべし、というところです。ステキ。



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