栗色のスカーフ: 杉原爽香(43歳の秋) [日本の作家 赤川次郎]
<裏表紙あらすじ>
着々と仕事を進める爽香の前にトラブルは絶えない! 都市開発を主導する大企業が抱える複雑な事情。愛人の死体隠蔽に奔走する取引先の男。そして、勤務する“G興産”の社長・田端の心変わり!? 期せずして爽香は苦難の渦に呑み込まれる。一方、夫・明男は、彼に恋する未亡人・大宅栄子と二人きりで会うこととなり……。登場人物が年齢を重ねる大人気シリーズ!
「えんじ色のカーテン: 杉原爽香〈42歳の冬〉」の感想(リンクはこちら)で書きました通りの次第で、「えんじ色のカーテン」の感想をアップし終わったので、いよいよ(?) この「栗色のスカーフ: 杉原爽香(43歳の秋)」 (光文社文庫)の感想です。
ちなみに、この「栗色のスカーフ」 は3月に読んだ3冊目の本。今年12冊目です。
今回の話は、死体を隠そうとする取引先の社員という要素が大きいでしょうか。
実は前作「えんじ色のカーテン」の感想と変わりません。
奇矯な人物てんこ盛りで、びっくり。
もう一度書いておきます。
正直、赤川次郎には、もうすこし普通の人たちの間で巻き起こるドラマを期待したい、と。
それにしても、明男、だめですねぇ。
タイトルにもなっている「栗色のスカーフ」 が不気味ですね。
どうなっていくんでしょう。
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