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C.M.B.森羅博物館の事件目録(36) [コミック 加藤元浩]


C.M.B.森羅博物館の事件目録(36) (講談社コミックス月刊マガジン)

C.M.B.森羅博物館の事件目録(36) (講談社コミックス月刊マガジン)

  • 作者: 加藤 元浩
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2017/10/17
  • メディア: コミック



この第36巻は、
「山の医師」
「ルバイヤートの物語」
「かすみ荘事件」
の3話収録。

「山の医師」はチベット医の師匠が遺した薬箱の行方を捜す物語。チベット仏教の教えに則った謎解きが楽しかったですね。

「ルバイヤートの物語」は舞台がイスラム世界。森羅たちにいる現代の謎解きと、11世紀のサマルカンドの、ハサン・サッバーフとオマル・ハイヤームの物語が交互に綴られます。
マンガでなければ納得できなそうな殺人トリックが出てきて楽しい(といいながら、実は、マンガで図解されてもあまり納得できなかったのですが)。
ルバイヤートの成立過程って、ほんとにこんな感じだったのでしょうか?

「かすみ荘事件」は、新宿近く(だと思われます)の古い土地・建物を舞台に事件が発生します。
「捕まえたもん勝ち! 七夕菊乃の捜査報告書」 (講談社文庫)に出てくる刑事・七夕菊乃が再登場します。
おもしろい思いつきをベースにしたトリックが秀逸なのですが、絶滅したと考えられていたのち再発見されたもののごく珍しいヤマトセンブリを手がかりとするのは少々無理があるような気がしました。
とはいえ、いいトリックだと思います。


タグ:加藤元浩 CMB
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