恋する絵画 (怪異名所巡り6) [日本の作家 赤川次郎]
<帯紹介文>
絵の中の貴公子が私と夫に嫉妬した?
苦しんでいるのは、幽霊も生身の人間も同じこと。あなたのお悩み、霊感バスガイド・町田藍におまかせあれ! 人情味あふれる全6話。<表>
人気落ち目のアイドル、肖像画に気に入られた主婦、眠れなくなってしまったビジネスマン…… <幽霊と話せる>名物バスガイドが、心霊現象とその裏にある真実を明らかにする! 人気シリーズ第6巻。<裏>
単行本、というのでしょうか? 新書をちょっと大きくしたサイズのハードカバーです。
主人公の勤めるバス会社が、はとバス、ならぬ、すずめバスというのは、 「セーラー服と機関銃」 (角川文庫) の“目高組”みたいで苦笑しつつも楽しみましたが、すでにシリーズも6巻。
同じような話が繰り返される、ワンパターンといえばワンパターンなのですが、各話それぞれ短い中に、幽霊、心霊現象の元となった哀しみが描かれているのは、さすがベテランの腕かなぁ、と思います。
マンネリズムの心地よさに浸るのに、手軽な短編集、シリーズだと思います。
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