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王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件 [映画]

王朝の陰謀.jpg

<ストーリー>--「シネマトゥデイ」HPから引用します
紀元689年、中国史上初の女帝となる則天武后(カリーナ・ラウ)の即位を目前に控え、人体が突然発火して焼き尽くされる事件が勃発(ぼっぱつ)。犠牲者は全員政権における重要な人物で、その謎を解明するため、並外れた知性を持ち武術のエキスパートであるディー・レンチェ判事(アンディ・ラウ)に白羽の矢が立つ。やがてディーは、武后の権力のシンボルとして建設されている仏塔「通天仏」に隠された秘密に迫るが……。

映画「王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件」です。
ディー判事といえば、ロバート・ファン・ヒューリックによるミステリー(第1作は「「沙蘭の迷路」 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ1823)」)の探偵役ですが、この映画は登場人物として借りただけで、ロバート・ファン・ヒューリックの作品が原作というわけではないようです。しかも...ディー判事って、武術のエキスパートだったかなぁ...??? まあ、中国映画(香港映画?)にアクションはつきもの、ということでしょうか。
事件そのものは、人体発火、なわけですが、ミステリ的な趣向が凝らされているわけではありません。また、謎解きも別にミステリを意識してはいないようです。
国師の正体も、明かされる犯人も、意外ではありません。権力をめぐる王朝の陰謀も、底は浅いですね。
則天武后の即位に先立つ...なんて、史実を意識したような設定ですが、良くも悪くも荒唐無稽なストーリーです。娯楽映画としては王道かも。
ラストシーンは、ちょっと寂寥というか、滋味を狙っていたんじゃないかと思いますが、考えてみたら、ディー判事をあんな目にあわせるなんて! と言いたくなるような展開なわけで、万一(失礼)、この映画が好評で、ディー判事のシリーズを制作することになったらどうするつもりなんだ!?
個人的には途中で見当のついたクライマックスシーンにはさぞや派手なシーンになることだろうと、大いに期待したのですが、あっさりしていたのでちょっと物足りなかったですね。
とはいえ、個人的には荒唐無稽もOKなので、しっかり楽しみました。
肩の凝らない映画を見たい場合によいと思います。
タグ:ディー判事
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