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ダイ・ハード/ラスト・デイ [映画]

ダイ・ハード ラストデイ.jpg

<ストーリー>--「シネマトゥデイ」HPから引用します。
久しく会っていなかった息子ジャック(ジェイ・コートニー)がロシアでトラブルを起こした上に、ある裁判の証人となったと知らされた刑事ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)。身柄を引き取りに現地を訪れた彼だが、そこでテロ事件に巻き込まれてしまう。相変わらずの運の悪さを呪いながらも、混乱状態に陥った状況下でジャックと再会するマクレーン。しかし、なぜか親子一緒に次期ロシア大統領候補の大物政治家、大富豪、軍人らが複雑に絡む陰謀の渦中へと引きずり込まれるハメになり……。

映画、です。
ダイ・ハードシリーズの最新作(=第5弾)です。
インテリジェント・ビルを舞台にしたシリーズ第1作「ダイ・ハード」は、本当にハラハラ、ドキドキできて、びっくりするところもあって、すっきりするところもある。で、ちゃんとユーモアもある、素晴らしい映画でした。
空港を舞台にした「ダイ・ハード2」もおもしろくて、本当にハラハラ、ドキドキできて、びっくりするところもあって、すっきりするところもある。で、ちゃんとユーモアもある、これまた素晴らしい映画でした。
そのあと、地下鉄を舞台にした「ダイ・ハード3」、ハッキングから話がスタートする「ダイ・ハード4」 と期待が大きすぎたせいもあるとは思いますが、正直がっかりしていまして、さて、今度はどうかというと...
結論からいうと、がっかり、の方でした。
ロシアを舞台にして目先が変わっていますし、主人公マクレーン刑事と息子が協力する設定も魅力的に思えるのですが、単にそれだけのように思えました。
マクレーンが暴走するのは構いません。そういう役柄というか設定ですから。プロである凄腕の犯人が、マクレーンの暴走に振り回されて負けてしまう、というのがシリーズの大きなポイントですし。第1作、第2作は、このラインで楽しませてくれました。
第3作、第4作は、マクレーンに相棒がいます。犯罪捜査とか、アクションには素人の相棒です。そのギャップも見どころだった、といえると思います。(あまり成功していたとは言い切れませんが...狙いのひとつであったとは間違いありません)
今回の場合、マクレーンの相棒となる人物が息子で、若干ネタバレかもしれませんが、すぐにわかることなので書いてしまうと、その道のプロ、なのです。「この親にしてこの子あり」と割り切っているのかもしれませんが、プロが暴走しては、ちょっと困るなぁ、と感じました。プロらしさを発揮することなく、マクレーンのように無茶を重ねてしまう。そして製作者に都合の良い展開になっていく。これではあまりにも安直ではないでしょうか?
また、見かけとは違う敵側の狙い・目的、というのもシリーズを通して共通する趣向だと思っておりまして、そこもこのシリーズが優れたシリーズになっている大きな理由の一つだと考えているのですが、この点でも今回は底が浅いというか、見え見え、で、製作者は強烈などんでん返しのつもりかもしれませんが、ちっとも驚けない...
アクション部分は十分楽しめましたので、それでも観て損はないと思いますが、「ダイ・ハード」シリーズには、もっと、もっと高いところを目指して、かつ、実現してもらいたいです。

邦題は最終作っぽい感じを出していますね。
「ルーパー」の感想(ブログへのリンクはこちら)にも書いた通り、「ブルース・ウィルスって、いくつになるまでアクション映画を撮るんでしょうね」と思っているので、まあ、最終作でも違和感ないんですが...
原題は「A GOOD DAY TO DIE HARD」ですから、ちっとも「ラスト」ではないので、また続編があるんでしょうねぇ。次回は、シリーズの原点に立ち返って、脚本を練ってもらいたいです!!




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