C.M.B.森羅博物館の事件目録(5) [コミック 加藤元浩]
C.M.B.森羅博物館の事件目録(5) (月刊マガジンコミックス)
- 作者: 加藤 元浩
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/05/17
- メディア: コミック
この第5巻は、「グーテンベルク聖書」と「森の精霊」の2話収録です。
「グーテンベルク聖書」には、古美術商の娘マウ・スガールが登場します。「森の精霊」にも出演。今後も出てくるのでしょうか。
「グーテンベルク聖書」は、謎解きのデータが冒頭から堂々とはっきりさらされていることに感心しました。もっとも読者がそれを使って謎解きに挑めるようなデータではないのですが、すっと無理なく出ているのがすごい!
「森の精霊」も感心しました。こちらは首なし死体。クリスチアナ・ブランドの有名なあれをやっているのですよ、あれを (ネタバレなので、タイトルは書きませんが、amazon.co.jp にリンクを張っていますので気になる方はネタバレ覚悟でクリックしてください)。文章だけでも相当インパクトのあるトリックなのですが、このC.M.B.の場合はコミックだけに絵で視覚に訴えるので、一層強烈ですね。すごい、すごい。まあ、世界的な製薬会社のCEOが自らボルネオに行くとは思えませんが...
本当に楽しみなシリーズです。
個人的には、森羅博物館のパース(?)みたいなのが、「グーテンベルク聖書」<後編>の扉絵に描かれているのが気になると同時に、気に入りました。
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