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ダーク・サンライズ [海外の作家 は行]

ダーク・サンライズ (講談社文庫)

ダーク・サンライズ (講談社文庫)

  • 作者: デイヴィッド・ハンドラー
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/11/13
  • メディア: 文庫

<裏表紙あらすじ>
伝説の女性映画監督が50年ぶりにアメリカに帰国、彼女の娘夫婦が経営するホテル、アストリッド城に映画評論家のミッチが招待された。恋人の女性警官デズと訪れた夜はあいにくの猛吹雪。そして断崖に建ち外界から隔絶されたホテルの中で、恐るべき事件が発生する。大人気のミステリー・シリーズ第4作。

デイヴィッド・ハンドラーのバーガー&ミトリー シリーズ第4弾。
原題で使われている色は今回は、Orange です。
どうしてもホーギー・シリーズと比較してしまうので、このシリーズには厳しい見方をしてきていますが、だんだん馴れてきたのか(笑)、素直に楽しめるようになってきました。
というのも、今まで気づいていなかったのですが(おいおい)、ミッチ・バーガーとミトリーが住む村に、有名人がやってくる、という構図を第2作「芸術家の奇館」 (講談社文庫)、第3作「シルバー・スター」 (講談社文庫)に続き、この「ダーク・サンライズ」 でもとっておりまして、このパターンはホーギー・シリーズと相似形なんですね。
ホーギーはゴースト・ライターで、有名人のゴースト・ライターになってその途中で事件に巻き込まれる、というパターンで、似てるでしょう? ホーギー・シリーズは取材先で事件に巻き込まれるのに対し、バーガー&ミトリーでは有名人がやってくる、とベクトルは逆ですけれどね。
だから、ハンドラーにとっては手慣れた世界、設定なので、安心できる、ということなのでしょう。
この作品の舞台として、ホテル・アストリッド城というのが出てきます。結構おもしろい。アメリカにお城。
ミステリとして見た場合のポイントは、ありふれているとはいえ、やはり動機でしょうか。この動機で人を殺すか、ご意見がわかれるところではないかとも思いますが、ミステリ的には〇だと思います。
快調に続刊もでているので、がんばって読んでいきたいです。


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まっきー☆

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
去年は思うように本が読めなかったので、今年は少しずつでも
毎日読めたらいいな~って思ってます。
今年もたくさんの素敵な本と出会えますように。
by まっきー☆ (2014-01-03 10:53) 

31

まっきー☆さん、いつもご訪問と nice! & コメントありがとうございます。

こちらは積読本を減らすどころか、かえって増えちゃっている惨状です。
よたよたしていますが、なんとか続けていきたいと思っていますので、今年もよろしくお願いします。

いっぱい面白い本と巡り会えますように。
by 31 (2014-01-05 01:16) 

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