Q.E.D.証明終了(29) [コミック 加藤元浩]
この第29巻には「エレファント」と「動機とアリバイ」の2つの話が収録されています。
「エレファント」には、ポアンカレ予想が出てきます。もう、ちんぷんかんぷん。
「単連結の三次元閉多様体は三次元球面に同相である」 ????
「非常に解りにくいのでザックリイメージしやすいよう説明します」といって燈馬がする説明が、ちっともイメージしやすくなくて(笑)。この説明を燈馬がするときの他の登場人物の様子がとっても面白い絵になっています。こういうの好きです。
非常に重い金庫を一人で盗むトリックの解明は、作中では「エレガントだ」と評されていますが、うーん、このトリック、ちっともエレガントではないと思うんですが、いかがでしょう?
「動機とアリバイ」は、タイトル通りアリバイトリックが扱われていますが、このトリックは感心しませんでした。
あまりにも手垢のついたトリックの単純なバリエーションである上に、このトリックではまわりに気づかれてしまうと思うからです。
ただ、このトリックを暴く燈馬の着眼点は、楽しめました。
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