SSブログ

鼠、危地に立つ [日本の作家 赤川次郎]


鼠、危地に立つ (角川文庫)

鼠、危地に立つ (角川文庫)

  • 作者: 赤川 次郎
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2013/12/25
  • メディア: 文庫


<裏表紙あらすじ>
ちょいとドジを踏んでしまった〈鼠小僧〉こと次郎吉。忍び込んだ大名屋敷で、狙った大金はなく、いつもならそこで諦めるところ、ちょいと好奇心が頭をもたげた。開いている土蔵の扉に近づいた途端、侍と鉢合わせてしまったのだ。たちまち捕手が集まってきて、細い路地へ追い詰められる。一軒の長屋へ身を隠そうと戸を開けると、そこには血に染って死んでいる母と娘の姿が――。痛快エンタテインメント時代小説、第6弾!


シリーズ第6弾です。単行本はなく、いきなり文庫で、2013年12月に出ました。滝沢秀明主演でNHKでドラマ化された影響でしょう。
「鼠、江戸を疾る」 (角川文庫)
「鼠、闇に跳ぶ」 (角川文庫)
「鼠、影を断つ」 (角川文庫)
「鼠、夜に賭ける」 (角川文庫)
「鼠、剣を磨く」 (角川文庫)
と来て、今回の「鼠、危地に立つ」 です。
「鼠、剣を磨く」 の単行本が出たのが2012年3月でしたから、ちょっと間が空きましたね。
でも、「鼠、危地に立つ」 のあと、すぐといってもいい2014年3月に「鼠、狸囃子に踊る」 (角川文庫)が出ています。
いやあ、すごい。

この第6巻には
「鼠、穴を掘る」
「鼠、待ち伏せする」
「鼠、危地に立つ」
「鼠、月に吠える」
「鼠、初雪に凍える」
の5話収録。
しかし、5話で240ページというのはちょっと薄すぎませんでしょうか?
もっとたくさん話を収録して、それなりの厚さの本にしてほしい...ドラマ化に合わせた出版だったのである程度無理をしたのだろうとは推察いたしますが。
これだけ薄いと、ちょっと各話ともあっけなく終わってしまいますが、そんな薄さでも登場人物の印象がそれなりに残るところは立派というべきなのでしょう。
いちばん今の赤川次郎らしいシリーズと言えるかもしれません。

次の「鼠、狸囃子に踊る」 を早く読まなきゃ。





nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 5

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0