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時のかなたの恋人 [海外の作家 た行]


時のかなたの恋人 (新潮文庫)

時のかなたの恋人 (新潮文庫)

  • 作者: ジュード デヴロー
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1995/12
  • メディア: 文庫


<裏表紙あらすじ>
恋人に捨てられて教会で泣いていたダグレスの前に、16世紀イングランドの伯爵を名乗る奇妙な男が突然現れた。無実の罪で捕われた部屋に女の泣き声が聞こえ、気づくとここにいたのだという。このままでは処刑されてしまう彼の運命を変えるため、ダグレスのタフな愛の冒険が始まった! ―― 400年の時を越えて永遠の絆を求めあうふたりの、せつなく優しいタイムスリップ・ラブ・ロマンス。


いつもの読書傾向からは大きく外れた「時のかなたの恋人」 (新潮文庫)ですが、確か本の雑誌で推されていたので買ったものです。積読が長かったので、本の雑誌だったかどうか自信がないのですが...
積読期間が長すぎて、Amazon.co.jp を見るともう品切れ・絶版状態なんですね。
ラブ・ロマンスはいつも読んでいないので、ラブ・ロマンスというジャンルの中でのこの作品の位置づけやレベル感はわからないですが、面白かったですよ、十分に。

あらすじでお分かりかと思いますが、2001年の映画「ニューヨークの恋人」に似てますよね。原作というわけではないでしょうが、脚本のヒント?

ニューヨークの恋人」は、19世紀からタイムスリップした貴族レオポルドが、現代のケイトと恋に落ちるというストーリーでしたが、「時のかなたの恋人」 は、もっと複雑で、堪能できます。
というのも、とその理由を書いちゃうとネタばれになるので自粛。

しかし、ダグレスの現代の婚約者ロバート・ホイットニーとその娘グロリアが、すごーく嫌な父子で、イライラ、うんざりできます。すっかり作者の術中にはまっていますね。
あまり読むジャンルではないのですが、楽しかったです。たまには、こういうのもいいかな。


原題:A Knight in Shining Armor
作者:Jude Deveraux
刊行:1989年



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