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Q.E.D.証明終了(35) [コミック 加藤元浩]


Q.E.D.証明終了(35) (講談社コミックス月刊マガジン)

Q.E.D.証明終了(35) (講談社コミックス月刊マガジン)

  • 作者: 加藤 元浩
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/02/17
  • メディア: コミック


<帯裏表紙側あらすじ>
ミステリ同好会の会長・江成姫子の理不尽な要求により、演劇部のクリスマス公演を手伝うことになった燈馬たち。演技は上手いがトラブルメーカーな演劇部部長・白井賢太郎のうっかりも手伝い、事態は思わぬ展開へ!? 他一編収録。

この第35巻には「二人の容疑者」と「クリスマス・プレゼント」の2つの話が収録されています。

「二人の容疑者」は、運送会社の事務所で起こった強盗事件(?) を扱っていますが、わかりやすく容疑者を二人に絞ったために、真相だけでなく、作品に込められた作者の主張(?) まで見抜きやすくなっているのが残念。

「クリスマス・プレゼント」は、帯にあらすじが紹介されています。
燈馬が書いた脚本を使った舞台劇を扱っています。
作中作、劇中劇の中身をネタにする作品は総じて好きではないのですが、これはうれしい例外でした。
とても面白く読みました。
ミステリ同好会の会長が、主役の探偵をやりたいといっていたのにダメで、ごねたところに、
「犯人役はどうです?
 探偵と対決するもう一人の主役ですよ。
 物語の中心人物で映画でもスターが演じる役です」
 と燈馬に説得されて急にやる気を出すところ、お気に入りです。
で、劇のタイトルが「五角館殺人事件」。
五角館って、どういう建て物だと思いますか? まあ、現実にはあり得ない建物ですが、洒落っ気が感じられます。
さらに、五角館の特性を活かした、マンガならではのトリックが非常に好もしい。
こういう作品を読めるのは幸せです。



タグ:加藤元浩 QED
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