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C.M.B.森羅博物館の事件目録(16) [コミック 加藤元浩]


C.M.B.森羅博物館の事件目録(16) (講談社コミックス月刊マガジン)

C.M.B.森羅博物館の事件目録(16) (講談社コミックス月刊マガジン)

  • 作者: 加藤 元浩
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/02/17
  • メディア: コミック



この第16巻は、
「ナスカの地上絵」
「レヤック」
「学校の七不思議」
「クファンジャル」
の4話収録です。


「ナスカの地上絵」は、タイトル通り、ペルーのナスカ台地が舞台です。
ナスカに道路を通す計画が持ちあがって、強硬に反対していたスペイン人のサイード博士が、墜落死する。しかし、現場の平原には墜落死できるような高いところはない。
魅力的な謎でしょう?
うまくいくかな? と思う危なっかしいところもありますが(こんなことして、地上絵は大丈夫なのでしょうか??)、非常に絵になるいいトリックだと思いました。おもしろい。

「レヤック」は、バリ島が舞台です。
レヤックはバリ島に伝わる悪霊。
迷信深い(信心深い?)島人というのはいいんですが、この犯人と動機(?) は、なし、じゃないかなぁ?
すっきりしません。

「学校の七不思議」で、後輩に怪談を残してやろうと考えだす(?) 馬鹿馬鹿しい怪談がおかしい。
飼育室に閉じ込められる仕掛け(?) は単純だし、学校でここまでうまく働くかな、と思ってしまいますが、怪談を背景にして舞台に合っていますね。
「なんでみんな 怖い話なんか聴きたがるのかな?」
「人は白い紙に絵を描くけど……黒い闇の中にも絵を描きたがるんだ」
って、かなり印象的なセリフでした。

「クファンジャル」に、ヒヒ丸がちょこっとだけ出演。
クファンジャルというのは、「トルコなど中近東の男性が持つお守りの短剣」だそうです。
しかし、この解決というか、オチは、ちょっとがっくり。
泥棒たち、あまりにも頭悪すぎ...



タグ:加藤元浩 CMB
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