2016本格ミステリ・ベスト10 [その他]
12月8日に書いた週刊文春2015ミステリーベスト10 に続く年間ベスト本は、「2016本格ミステリ・ベスト10」です。
これもすっかり毎年恒例となりましたね。
日本編ベストスリーは順に、
第一位 深水黎一郎「ミステリー・アリーナ」 (原書房)
第2位 倉知淳「片桐大三郎とXYZの悲劇」(文藝春秋)
第3位 米澤穂信「王とサーカス」(東京創元社)
深水黎一郎は、最近充実してきていますので、貫録の1位というところでしょうか。
文春1位の「王とサーカス」は3位ですね。
海外編は、
第1位 D・M・ディヴァイン「そして医師も死す」 (創元推理文庫)
第2位 ヘレン・マクロイ「あなたは誰?」 (ちくま文庫)
第3位 クリスチアナ・ブランド「薔薇の輪」 (創元推理文庫)
3冊とも文庫本というのがいいですねぇ。
毎年楽しみにしている装幀大賞は、
結城充考「狼のようなイルマ」
でした。
amazonから書影は引っ張ってきているのですが、この書影、帯が邪魔ですね。
「2016本格ミステリ・ベスト10」の109ページに掲げられているものは帯がないものですね。
この「2016本格ミステリ・ベスト10」は投票者のコメントをじっくり読むのが楽しみなんですが、17位に「聖母」(双葉社)がランクインしている秋吉理香子が気になりました。
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