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三世代探偵団 次の扉に棲む死神 [日本の作家 赤川次郎]


三世代探偵団 次の扉に棲む死神

三世代探偵団 次の扉に棲む死神

  • 作者: 赤川 次郎
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2017/10/21
  • メディア: 単行本


<裏表紙帯あらすじ>
天才画家の祖母と、生活力皆無な女優の母と暮らす女子高生、天本有里。母の所属する演劇に出演中、目の前で母の代役の女優が殺された。次いで劇団の別の女優が狙われ、有里は次第に一連の事件に巻き込まれることに。さらに、有里の通う高校では、事務長に何やら秘密がありそうで……。
皆が皆、怪しすぎ!
信じられるのは三人だけ。かしまし女三世代が“絆”を武器に真犯人を追う!?


<2018.6.3訂正>
このブログのタイトルが間違っていたので訂正しました。
コピペで作ったので、古いままでした。失礼しました。

ロンドンに来て、航空便が到着しました。大きめの段ボール2箱だけですが、うれしい...
ロンドン3冊目の本として自分で持ち込んだ本を読んでいたのですが、途中で事故(笑。濡らしてしまったのです)があったので乾くまで置いておくとして、航空便でやってきた(航空便で本など送るな! と言われそうですが)本から先に。
単行本です。
赤川次郎です。手元のカウントでは赤川次郎605冊目の本。
帯に
「著者の真骨頂 痛快ミステリ新シリーズ開幕!」
とあってびっくり。
新シリーズ、ですか。著書600冊を超えて、なお新シリーズ。
「鼠、影を断つ」の感想でも書いていますが、赤川次郎にはシリーズがいっぱいあって、さらに始める新シリーズとなると、これは意気込みも入っているんだろうな、と思って読みました。

読んでみると、いつもの赤川次郎節、といいたい感じの話でして、正直新シリーズとして打ち出す必然性があまり感じられませんでした。
祖母:日本を代表するような高名な画家、母親:(劇団に所属する)女優、娘:高校生
この組み合わせでなければ解決できない事件でもないし、解決にさほどそれぞれの特徴を活かすわけでもない。
副題の「次の扉に棲む死神」というのも、あんまりぴんと来ませんでしたね。

それでも、いつも通り楽しく読める内容になっているのは、さすがです。
舞台が、劇団、高校、ホストクラブとバラエティに富んでいますし、登場人物も、探偵役の三世代がご紹介したように画家、女優、女子高生で、刑事、先生、学校の職員、犯罪組織、殺し屋、だらしない男(これが赤川次郎らしいですね!)、とさまざま。
これらの群像が、結構複雑に絡み合って展開していくのですが、まったく混乱することはありません。

このシリーズならでは特色をどう出していくかが問われていくので、そのあたりを気にしながらシリーズを読み進めていけたらと思います。






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